『蛇にピアス』アマの死因、ルイの考察~気まずいシーン!

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『蛇にピアス』は、金原ひとみによる日本の小説で、彼女のデビュー作として知られています。2003年に第27回すばる文学賞を受賞し、2004年には第130回芥川龍之介賞を受賞したことで話題となりました。この作品は金原の個人的な経験をもとにしたもので、若い女性の身体改造やセルフハーム、自殺に関する考え、さまざまな恋人との生活について描かれています​。

この小説は、2008年に映画化され、蜷川幸雄が監督を務めました。映画版の主要キャストには、吉高由里子がルイ役、高良健吾がアマ役、井浦新がシバ役を演じました。また、あびる優やソニンなどの有名な俳優も出演しています。映画は、スプリット・タンや身体改造のシーンを特殊メイクとCGで表現しています​。

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蛇にピアス:あらすじ

物語の中心となるのは、19歳のルイという女性です。彼女は、目的もなく渋谷をさまよい、ある日クラブで「アマ」という赤毛のモヒカン、顔中にピアス、背中に龍の刺青を持つ男性に出会います。ルイはアマのスプリット・タンに魅了され、彼に導かれて身体改造を行う店「Desire」を訪れます。そこで彼女は、舌にピアスを入れ、後に背中に龍と麒麟の絡み合う刺青を入れることになります。このプロセスの中で、ルイは身体的な痛みを通じて生きている実感を覚えるようになります​。

物語の中で、ルイはアマと同棲しており、アマは彼女の命令にほとんど無条件で従います。アマとは対照的に、シバさんという刺青師はルイと肉体関係を持ち、彼女に刺青を入れていきます。ルイはシバに龍と麒麟の刺青の目を入れるように頼みますが、これには中国の言葉に基づく意味があります。物語の終わりに、アマは何者かに殺害され、ルイはその死を受け入れ、シバと離れて1人で生きていく覚悟を決めます​。

 

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蛇にピアス:キャスト

俳優名登場人物名登場人物の説明
吉高由里子ルイ物語の主人公。19歳の女性。身体改造に魅了される。
高良健吾アマルイの恋人で同棲中。スプリット・タンを持つ。身体改造を施している。
井浦新シバ身体改造の店「Desire」のオーナー。刺青師でサディスト。
あびる優ルイの友達映画版の登場人物。ルイの友人役。
ソニンバイトの同僚映画版の登場人物。ルイの職場の同僚役。
小栗旬暴力団員映画版の登場人物。アマと衝突する暴力団員役。
藤原竜也暴力団員映画版の登場人物。アマと衝突する暴力団員役。
唐沢寿明警察役映画版の登場人物。警察官役。
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蛇にピアス:アマの死因

 

蛇にピアス:ルイ

ルイは生きる意味が分からなくなっている女性で、唯一痛みを感じている時だけ”生きている”事が実感できるのでした。本人は「よく孤児に見られる」と語っていますが、世の中に強い執着や意味を持たずに刹那的に生きている感じのルイを見ていて、家庭環境は余り良くなくて家に居ずらくなってアマと同棲をしているのかなぁと思っていました。

さらりと「家族関係に問題はない」と言ったルイの言葉は、はたしてそのまま受け取っていいのかどうか気になる点でした。結局どうだったのかはそれ以上触れられなく終わってしまっています。アマという彼がいても、シバに流されるまま身体を重ねてしまうルイからは、大きなこだわりも感じられず、シバの事がなんとなく怪しく思っている風でも変わらず関係を続けて行くし、彼女の未来には何があるのか気になる終わり方でした。

蛇にピアス:アマ 死因

主人公ルイの恋人だったアマ、それが中盤でルイの刺青が完成してから気力の無くなったルイに対して、自殺の話になってくるのに注目です。ルイ自身が自分の命を絶ってしまう事を嫌がり、他の誰も彼女を殺させる事さえも耐えられないって言っています。ルイに対する愛の気持ちが伝わって来ます。

その後、警察がアマの事を探していると聞いた後で、ルイがシバに人を殺した事があるかと尋ねたタイミングが、何かを感じてふいに出た言葉なのかなぁと思ってしまいます。それにシバは否定しなかったし、その時に気持ち良かったとさえ答えています。それが本当の事なら、アマの事が邪魔に思えて来たシバが殺してしまったのかもなぁと思えてきます。

アマが亡くなった時の状態は激しい暴行とレイプの後があるという悲惨なものでした。その後事件と関係するタバコの銘柄やお香の銘柄も分かって来て、どちらもシバが愛用していた物だったので、シバ犯人説が濃厚な気がします。

ルイとシバがHした後、バイト中だと思っていたアマが突然シバのお店に来た事がありましたが、その時はバレなかったようでした。でも、その後も突然店に立ち寄ったアマが、2人のHを目撃してしまい後にケンカとなったのかも知れません。

警察は遺体に残った唾液の線でも調べているようでしたが、その後ハッキリとした映像も何もないし、もしかしたら暴力団が報復で接点のあったシバのせいにしていた可能性もわずかに残っているのかな?とも思えました。結局犯人は謎のままという感じでした。

蛇にピアス:考察

最後にルイが”ピアスのゲージをもっと大きくしたら川の流れはもっと激しくなるのか?”と自分に問いかけるのですが、これは最初の方で彼女の言っていた”痛みを感じている時だけ生きている意味を感じられる”と同等の言葉のように感じました。

最後に歩道橋の真ん中で笑顔なく座り込んでしまうルイの固まった表情を見ていると、タイトルが蛇なだけに”ウロボロス”が連想され、彼女の中ではいつまでもぐるぐる回って決着のつかない問答のようにも取れました。

 

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