2017年に公開された実写映画「美女と野獣」。海外の映画賞を受賞しており、日本でもミュージカル映画歴代1位となるヒットを記録するなど興行成績は好調でしたが、一方で美女と野獣の実写はひどいとする声も?
今回は実写版美女と野獣のキャストや見どころについて調査しました。
実写版「美女と野獣」とは?
実写版美女と野獣は2017年に制作された映画作品です。フランスの民話に基づいて1991年に制作されたディズニーの長編アニメーションを実写でリメイクした作品であり、ディズニーアニメの実写化作品としては初めてディズニー自ら制作、配給を行いましたよ。MTVムービー・アワードでは作品賞を受賞、2019年に初めて日本で金曜ロードSHOW!内にてテレビ放送された時には視聴率15.6%を記録、好評を博した実写作品なのですね。
美女と野獣の実写版はひどい?
美女と野獣の実写版について、ひどいという声がネット上で見られます。調べたところ、雰囲気が全体的に暗いといった声が。また、吹き替えの声に不満を持っている人、折角のミュージカル映画で劇中歌の日本語訳の歌詞のクオリティに満足できないという人も見られました。
ただ、前述の通り美女と野獣の実写版は興行的にも成功をおさめ、好評を博した実写作品となっています。ひどいと言われる理由は、作品以外の所にも原因があるように思えますね。
他の実写作品の悪評の煽りを受けた?
そもそも、近年の日本では特に「実写化」というフレーズにネガティブなイメージを持つ人が多くいます。アニメや漫画の実写化作品が原作ファンの期待に届かないというケースが多くあることから、実写化自体が地雷となっているアニメ、漫画ファンが多いのです。特に現実世界では再現が難しい、ファンタジーな描写やバトル描写が多い作品の実写化には反対の声が多くなります。更に、美女と野獣のようなディズニーアニメーションの実写化作品については、また別の悪評の原因があるようです。
白雪姫などに由来するディズニー実写作品そのものへの嫌悪感
近年のディズニー実写作品については、ポリティカル・コレクトネス、いわゆるポリコレの影響が映画に大きく出てしまう傾向があり、作品とは関係ない要因で作品を大きく改変してしまう悪癖からの悪評が根付いてしまっています。
代表的なのは、強い女性ヒロイン像を描くためにストーリーから王子を削除し、まったくの別物にしてしまった「白雪姫」、キャストに白人を起用しなかったこともありタイトルから矛盾しているという有様でした。また、主演に黒人を起用して原作のイメージから大きく乖離してしまったリトル・マーメイドについても大きな話題になりました。
美女と野獣についてはそういった事情は当てはまらない
白雪姫は2025年、リトル・マーメイドは2023年、美女と野獣の公開は2017年なので少し前の作品です。そのこともあってか、美女と野獣には近年のディズニー実写作品に見られる批判は当てはまらない面もあります。外的要因によるストーリーの改変はなく、原作同様のラブストーリーとなっていますよ。作品としてのクオリティも高く、当然公開された美女と野獣は好評を博しました。美女と野獣の実写がひどいという噂は、白雪姫やリトル・マーメイドの悪評によって引っ張られてしまったところもあったようです。
美女と野獣のキャスト
ここからは美女と野獣のキャストを紹介していきますよ。
ベル役は?
本作の主人公、ヒロインであるディズニープリンセス、ベルの役を演じたのはエマ・ワトソンさんです。ハリーポッターシリーズのハーマイオニー役として有名、まさしく「美女」役を演じるのに相応しい美人役者として知られていますよね。監督のビル・コンドンさんはベル役として第一で唯一の候補だったと語っています。
日本語吹き替えを担当したのはミュージカル女優であり歌手でもある昆夏美さん、実写映画の吹き替えは今作が初めてでした。
野獣役は?
本作のもう一人の主役とでも言うべき、呪いで姿を変えられた王子、野獣の役はダン・スティーヴンスさんが演じました。野獣の役なので生身の演技は少なく出しろも少ないのかな……と思いきや、モーションキャプチャが採用されたこともあり、他の現場ではそうそうないような難易度の高い役になったようですよ。
日本語吹き替えを担当したのはミュージカル界のプリンスの異名をとる山崎育三郎さんです。こちらも実写映画の吹き替えは初挑戦でした。
ガストン役は?
ベルに求婚する村の英雄で、本作のディズニー・ヴィランズでありガストンの役を演じたのはルーク・エヴァンスさんです。30歳の時に初めて映像作品のオーディションを受けたという、遅咲きの名優で「タイタンの戦い」のアポロンなど数々のメジャータイトルに出演しました。
日本語吹き替えを担当したのは吉原光夫さんです。劇団四季などで活躍されてきましたよ。
モーリス役は?
ベルの父親、モーリスの役を演じたのはケヴィン・クラインさんです。「ワンダとダイヤと優しいやつら」でアカデミー賞助演男優賞を受賞しており、トニー賞にも三度輝いていますよ。他にも数々の賞を受賞している名優です。
日本語吹き替えを担当したのは村井國夫さんです。ドラマ、映画、舞台など多岐にわたって活躍、更にハリソン・フォードさんの吹き替え担当俳優としてインディ・ジョーンズシリーズやスター・ウォーズシリーズなどでも長く吹き替えを行ってきました。
実写映画美女と野獣の見どころは?
実写映画、美女と野獣の見どころは、エマワトソンさんの歌唱シーンです。撮影前には「エマワトソンは歌を歌うことが出来るのか」という懸念の声もあったようですが、その不安を払拭する素晴らしい歌声が世界を感動させました。
また、実写とCGの融合で描かれる野獣の活躍シーンも圧巻。モーションキャプチャ―技術を駆使した、新時代の映像美が「野獣が本当にこの世界に存在している」と見るものに思わせますよ。担当俳優、ダン・スティーヴンスさんの、表情管理などの細かな演技力も注目すべきポイントです。
出展:ディズニー・スタジオ公式
最後に
今回は美女と野獣の実写がひどいと言われる理由やキャスト、見どころについて紹介しました。本作については、同性愛者のキャラクターが登場することから一部の国で論争が起こったり、モーションキャプチャ―技術の無断使用を争点とした訴訟が起こるなどの出来事もあったため、そういった点もネガティブな評価に影響を与えているのかもしれません。


