「ファイナル・デスティネーション(Final Destination)」はアメリカのホラー映画シリーズです。
このシリーズは、主に若者たちが死の運命から逃れようとするが、最終的には避けられない方法で命を落としていくというストーリーが展開されます。
最初の「ファイナル・デスティネーション」は2000年に公開され、その後も続編が数作製作されています。
この映画シリーズは、死が避けられない運命として描かれ、登場人物たちは一度死から逃れたとしても、次々と奇妙な事故や偶然によって命を落としていきます。
それぞれの映画は、死の運命から逃れようとする人々のグループを中心に描かれており、非常にグロテスクなシーンも多いです。
興味深い点としては、この映画は「死」自体が敵であり、それを具現化するキャラクターが存在しないという点です。
それゆえに、観客は常に緊張感を持って映画を観ることになります。
デッドコースターシリーズの順番
グロさで定評のあるデッドコースターシリーズ(ファイナル・デスティネーションシリーズ)ですが、どれから見たらいいのか知らない人は迷うかと思いますので、順番に並べました!
- 2000:ファイナル・デスティネーション
- 2003:デッドコースター
- 2006:ファイナル・デッドコースター
- 2009:ファイナル・デッドサーキット(3D)
- 2011:ファイナル・デッドブリッジ
①デッドコースター:飛行機編
ファイナル・デスティネーション:あらすじ
映画は、高校生のアレックス・ブラウニング(演:デヴォン・ソワ)がクラスメイトとともにフランスへの修学旅行に出発するところから始まります。
しかし、飛行機に搭乗する直前、アレックスは突如としてビジョンを見ます。
そのビジョンでは、飛行機が離陸後に爆発して墜落する様子が描かれています。
パニックに陥ったアレックスは、そのビジョンを信じて飛行機から降りるように叫び始めます。
彼の行動によって、彼自身を含む数名のクラスメイトと教師が飛行機から降ろされます。
そして、彼らが空港で何が起こったのかを話している最中、その飛行機は本当に爆発して墜落します。
アレックスと他の生き残りたちは当初は運が良かったと考えますが、次第に奇妙な事故が彼らを襲い始めます。
アレックスは、死が彼らを追い詰めていると気づき、ビジョンや手がかりを頼りに次に誰が狙われるのかを予測しようとします。
しかし、死は避けられない運命であり、一人一人が次々と奇怪な事故で命を落としていきます。
アレックスは最後まで生き残ることができるのか、そして死の連鎖を断ち切ることができるのか、その答えが映画のクライマックスです。
②デッドコースター:高速道路編
デッドコースター(Final Destination 2):あらすじ
映画は、若い女性キムバリー・カーマイケル(演:A.J. クック)が友達と一緒にロードトリップに出かける場面から始まります。
しかし、彼女は高速道路で大規模な多重事故が起こるビジョンを見ます。
そのビジョンに従い、キムバリーは自分の車を使って高速道路の入口を封鎖し、他の車を止めます。
その後、ビジョン通りに大規模な事故が起こり、彼女と他の数人が事故を回避することに成功します。
しかし、その後も彼女たちの周りで奇怪な事故が次々と起こり始めます。
キムバリーは前作の主人公、アレックス・ブラウニングが死んだ後を追い、彼の友人であるクリア・リバース(演:アリ・ラーター)に助けを求めます。
クリアは唯一、前作で死から逃れた人物です。
二人は、死の連鎖を断ち切る方法を見つけようと奮闘しますが、新たな生き残りたちも次々と死んでいきます。
最終的には、新しい命が生まれることで死の連鎖が断ち切られるのかもしれないという希望が浮かび上がります。
しかし、映画の最後でその希望も打ち砕かれ、死が避けられない運命であることが再確認されます。
この続編でも、死が避けられない運命として描かれています。
また、前作の登場人物が再登場することで、シリーズ全体のつながりも強調されています。
なかなかグロテスクな死に様が多く描かれており、ホラー映画としての緊張感は前作以上に高まっています。
③デッドコースター:遊園地編
ファイナル・デッドコースター(Final Destination 3):あらすじ
映画は、高校生のウェンディ・クリステンセン(演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が友達と一緒に遊園地に行く場面から始まります。
ウェンディはジェットコースターに乗る直前に、そのジェットコースターが事故を起こし、多くの人々が死ぬというビジョンを見ます。
彼女はパニックに陥り、ビジョンを信じてジェットコースターから降りるように叫び始めます。
その結果、ウェンディを含む数名の人々がジェットコースターから降ろされます。
そして、彼らが見ている前で、ビジョン通りにジェットコースターは事故を起こし、多くの人々が命を落とします。
その後、ウェンディと他の生き残りたちは、次第に奇怪な事故や偶然によって命を落としていくことになります。
ウェンディは、ビジョンや写真の手がかりを使って次に誰が狙われるかを予測しようとします。
しかし、死は避けられない運命であり、一人一人が次々と奇怪な事故で命を落としていきます。
最終的には、ウェンディと彼女の友人ケヴィン(演:ライアン・メリマン)は、新しい命が生まれることで死の連鎖が断ち切られる可能性に気づきます。
しかし、映画の最後でその希望も打ち砕かれ、死が避けられない運命であることが再確認されます。
この作品も、死が避けられない運命として描かれています。
また、ウェンディが撮った写真が手がかりとなるという新しい要素が加わっています。
この作品もなかなかグロテスクな死に様が多く描かれており、ホラー映画としての緊張感は前作以上に高まっています。
④デッドコースター:サーキット編
ファイナル・デッドサーキット3D(The Final Destination4):あらすじ
映画は、若者たちがカーレースを観戦しに行く場面から始まります。
主人公のニック・オバノン(演:ボビー・カンポ)は、スタンドが崩壊し観客が次々と死ぬという恐ろしいビジョンを見ます。
彼はパニックに陥り、その場から逃げ出そうと叫び始めます。
その結果、彼と彼の友人たち、そして数名の他の観客がスタンドから逃げ出します。そして、
ビジョン通りにスタンドが崩壊し、多くの人々が命を落とします。
その後、ニックと他の生き残りたちは、次第に奇怪な事故や偶然によって命を落としていくことになります。
ニックはビジョンと直感を頼りに、次に誰が狙われるかを予測しようとします。
しかし、死は避けられない運命であり、一人一人が次々と奇怪な事故で命を落としていきます。
最終的には、ニックと彼の友人たちは新しい命が生まれることで死の連鎖が断ち切られる可能性に気づきます。
しかし、映画の最後でその希望も打ち砕かれ、死が避けられない運命であることが再確認されます。
3D技術が用いられているため、事故や死に様がよりリアルで衝撃的に描かれています。
非常にグロテスクな死に様が多く描かれており、ホラー映画としての緊張感は前作以上に高まっています。
⑤デッドコースター:ブリッジ編
ファイナル・デッドブリッジ(Final Destination 5):あらすじ
映画は、若者たちが会社の研修旅行に出かける場面から始まります。
主人公のサム・ロートン(演:ニコラス・ダグラス)は、橋が崩壊し、多くの人々が死ぬという恐ろしいビジョンを見ます。
彼はパニックに陥り、その場から逃げ出そうと叫び始めます。
その結果、彼と彼の友人たち、そして数名の他の人々がバスから逃げ出します。
そして、ビジョン通りに橋が崩壊し、多くの人々が命を落とします。
その後、サムと他の生き残りたちは、次第に奇怪な事故や偶然によって命を落としていくことになります。
サムはビジョンと直感を頼りに、次に誰が狙われるかを予測しようとします。
しかし、死は避けられない運命であり、一人一人が次々と奇怪な事故で命を落としていきます。
この作品では新たな要素として、死の連鎖を断ち切るために他人の命を奪うという選択肢が登場します。
しかし、その選択も結局は死を避けられないことを示しています。
最終的には、
映画の最後でサムと彼の友人たちが乗る飛行機が、第1作目の飛行機事故と同じものであることが明らかにされ、シリーズが完全なループになる形で締めくくられます。
デッドコースターはグロい?
はい、グロいです!^^
1作目のファイナル・デスティネーションはそうでもなかったのですが、2作目3作目と進むにつれて、かなりグロさが増してきます!
ぐちゃっとつぶれたり、シュパッと真っ二つになったり。。
ほんといろんな死に方があるなと感心していいのかわかりませんが、拍手ものです。
耐性がある方はもしかしたらイマイチという方もいるかもしれませんが、自分は何度もうわッと声出しました^^汗
デッドコースター:日焼けサロン
男性諸君の方は特に3作目のファイナル・デッドコースターは忘れられない作品になったのではないかと勝手に想像いたします。
遊園地で助かった女の子二人が、日焼けサロンで裸で丸焼けになってしまうというシーンです。
ホラー系で緊張してる中ちょっと目の保養タイムで喜んだのもつかの間、、女の子二人が日サロマシンの中で身動きが取れず丸焼けに。
デッドコースター:感想
このシリーズは自分は結構好きで、ストーリーは皆最終的には死んでいくのですが、目に見えない漠然とした死が敵で、悪霊とか怪物とかなんかの存在ではなく正体がわからない運命のようなものが相手なのです。
死に至るまでの様々な仕掛けのような描写がなかなか良く考えられてて、おお~おお~そ~きたか~~みたいなシーンがいくつもあります。
グロいシーンもホラー映画特有の引っ張って来るのか~来るのか~ってドキドキするような間もなく、一瞬で葬り去られてしまうとこも意表をついてて面白いです。
まずは1作目を見てみて好みなら残りもさらに楽しめると思います。