「BODIES/ボディーズ」
毎回1つのエピソード内に複数の時代のできごとが出てきますが、時代の描写がしっかりしているので混乱する事無く観れたのが良かったです。
1941年のイギリスでは実際に第二次世界大戦中でドイツと戦っていたり、1890年という時代は数年前に初めて白熱電灯がロンドンの街路に導入された経緯があります。
そしてジャーナリズムも発展して行った時期でもあるので、そこを取り入れているのもリアル感が持てて良かった点です。
もちろんこの当時は同性愛は容認されていませんでした。
2054年は物理の量子もつれの話が出てきて、片方が観測できるともう片方の事象も分かると言う中で、それが場所だけではなく時空をも含めた話になっているのがワクワクさせられます。
「BODIES/ボディーズ」の伏線・考察・見どころについて解説します。
出演: ジェイコブ・フォーチュン=ロイド, シラ・ハース, アマカ・オカフォー, カイル・ソーラー, スティーヴン・グレアム, グレタ・スカッキ, トム・マザーズデール
BODIES/ボディーズの見どころ①4つの時代で起こる事件
最初は2023年、次には1941年、1890年、次々と場面展開して行く中でどれもが「突然街灯が壊れだし停電となり、その後死体が発見され腕には皆同じ傷がある」という事件が起こるので、どこか神秘的な印象を持ちます。
もう一つ共通するのは、イギリスのイーストエンドにある”ロングハーベスト通り”という場所。
いったい誰がどんな目的で事を起こしているのか気になります。
それぞれの時代に捜査の手が入りますが、先ずは2023年の女性警官が死体のそばにいた青年・サイヤドと接触した時の会話に注目です。
彼はこの事件の秘密に関わっている様で、その発する言葉に何かヒントとなるものが含まれていないか聞き入ってしまいます。
シーズン1の最後では、今までとガラリと変わって2054年の近代的なシーンも観られます。
そしてやはり停電からの遺体へ・・と思ったら、とっても気になる終わり方なのでした。
BODIES/ボディーズの見どころ②あなたは愛されてる
各時代の者たちにもたらされる「あなたは愛されてる」という言葉、これは何かのキーワードなのでしょうか?
それぞれが事件の犯人や死体の身元を調べようとしますが、そう安々とは事は運ばなそうです。
しかし、自分もこの仕組みがいったいどうなっているのか気になり、自然と各人の動きを注意深く見て行く事になるので、その脚本の巧さに感心してしまいます。
年代も遠く離れた事件が次第に繋がって行くのだと想像されますが、シーズン2の未来の話では、量子重力理論という技術が出てくるので、ここが始まりなのかもと思ったり、それでは誰がこの話の中心人物なんだろうと色々と推理しながら観られるのも楽しい作業でした。
BODIES/ボディーズの見どころ③2023年のエライアス
最初に登場した女性警官のハサンが調査の中で知り合ったエライアスの話が衝撃的なものでした。
こちらが想像するよりもっとスケールの大きな事が待っていそうです。
さらにそれが各時代の事とどう繋がるのかもまだまだ分からずで、シンプルな様にも見えるのですが、これから時空も絡んでくるとなると相当複雑になっていくのかもとワクワク
してきます。
そのハサンがあるものを見つけ過去の事件の重なりに気づいて来るシーンも面白いです。