2020年に亀梨和さん主演で公開された映画、「事故物件 恐い間取り」。2025年には渡辺翔太さん主演で続編も公開されたのですが、一方で事故物件の映画には気まずい、ひどいといった感想も見られるようですね。
今回は事故物件の映画が気まずい、ひどいと言われる理由や、実話はどこまでなのかを調査しました。
「事故物件 恐い間取り」とは
映画の事故物件とは、事故物件住みます芸人として活動されている松原タニシさんのノンフィクション書籍、「事故物件怪談 恐い間取り」を原作とした映画です。番組の企画で幽霊が出ると言われている事故物件に住むこととなった松原タニシさんが、数々の不可思議な現象を体験したことから、企画終了後も別の事故物件に引っ越しを続け、そうして重なった事故物件の体験談を書籍にまとめたものが「事故物件怪談 恐い間取り」なんです。原作は2018年に1作、2020年に2作目が刊行されています。
映画は上々の成績を修める
2020年8月に亀梨和也さん主演で「事故物件 恐い間取り」のタイトルで映画化。週末映画動員ランキング初登場1位を記録し、公開10日間の興行収入は10億円を突破。上々の成績を修め、本作に出演した江口のりこさんは第44回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞しました。
2025年7月には「事故物件ゾク 恐い間取り」のタイトルで二作目が公開、主演もSnow Manの渡辺翔太さんに変更され、新たな登場人物による物語が展開されましたよ。両作とも多くのお笑い芸人が出演したことでも話題になりました。
「事故物件」は気まずい?ひどい?
ここからは事故物件の映画が気まずい、ひどいと言われる理由について調査しました。面白かったと感じる人も多かったものの、やはりそうではなかった人もいるのですね。
キャストがしっくりこない
第一作の主演は亀梨和也さんなのですが、その役柄は松原タニシさんをモデルとした売れないお笑い芸人。大人気アイドルであり、特に華があるビジュアルの持ち主として知られていますから、そんな亀梨和也さんが売れない芸人の役を演じるという時点でいまいちしっくりこない、設定が入ってこないという感想が見られました。
第二作でも大人気アイドル、Snow Manの渡辺翔太さんが売れない芸人役を演じており、問題点は据え置き。映画のヒットのためには主演の格は大事ですし、主人公が売れない芸人という設定の時点である程度は仕方がない問題なのかもしれませんね。
ホラーとコメディの融合が賛否両論
原作が芸人さんの書籍であり、更に芸人を主人公とした物語であることから、本作はコメディの要素も盛り込まれた作品となっています。キャストに多数のお笑い芸人が登場する点なども本作の特徴であり、芸人さんの登場シーンはやはり笑いの要素が増えてきます。
ホラーとお笑いの両要素を取り入れたことで、ホラーファンからは「恐くない」「ギャグが寒い」といった感想が見られ、とはいえホラーはホラーなのでお笑い好きな人でも「笑えない」「恐い」といった感想になり、二つの要素が邪魔しあうような形になってしまったようです。
お笑い要素が気まずい?
事故物件の映画について、気まずいという感想も見られましたが、映画の感想で気まずいというと大人なシーンだったり、そういったものを連想する人も多いと思います。ただ本作はそういう意味での気まずい要素はなく、作中に含まれるお笑い要素が作品の中で浮いていたり、笑いを取りに来た要素で笑えなかった時に妙な気まずさを覚えてしまうようですね。
ホラーの深度は浅め?
ホラー映画としては、ホラーの深度が浅めだという指摘も多く見られます。幽霊が襲ってくるような定番の恐いシーンもあるのですが、そういったシーンもどこかギャグチックに見えてしまい全然恐くないという人も少なくないようです。ホラー初心者向けという評価もあり、それはそれで需要はあると思うのですが……物足りないと感じる人がいるのも仕方ないですね。
原作の良さを出せていない
事故物件の映画の原作は、事故物件に住んだ松原タニシさんの実体験をベースにした作品です。あくまでノンフィクションですから、少々恐い経験をしてもそこまで現実離れした怪奇現象が起こり、描かれてるわけではありません。だからこそのリアリティのある恐怖感が原作の良さでもありました。
しかし映画化にあたって、視覚的な分かりやすさなども重視した演出が多く取り入れられていることにより、原作の良さは消えてしまったという指摘も多く見られました。折角ノンフィクションの書籍を原作にしてるのに、映画はあまりにもフィクションすぎるのですね。
物語の構成に違和感?
本作は、実体験を基にした、劇的なドラマがあるわけではないもののリアリティのあるエピソードが複数つづられた書籍を原作とした作品であり、それを一本の映画にする過程で原作にはなかったコンビの解散や恋愛要素などを組み込んで一本の軸を作っています。ただ、軸の中で原作の複数の別々のエピソードを描いているために、一つの物件に住んで怪奇現象に出くわし、引っ越すとまた新たな物件での怪奇現象が……という構成が単調に見えてしまうようですね。連続ドラマで1話完結という形であればこの違和感も無かったのかもしれませんが……。
事故物件の実話はどこまで?
実話を基にした作品を原作とした事故物件ですが、映画の作中では主人公たちが幽霊に襲われて命の危険に晒されたり、幽霊とのバトル的展開が描かれたりします。視覚的に分かりやすい映像映えを意識した展開であり、実際に霊感があるという人であっても流石に作中の描写ほどに幽霊がはっきり見えて互いに干渉しあうという事例はないでしょう。松原タニシさんは映画について、かなり盛られていると語っていますし、そもそも松原タニシさんは「幽霊を見ていない」と語っています。どこまでが実話かというと、松原タニシさんが事故物件に番組の企画などで住み、少々不可解な事象に見舞われた、というところまでなのでしょう。
幽霊関係以外でも様々な改変が
体験談を物語に仕立てるために、恋愛要素、コンビの解散、様々な登場人物も絡む展開なども盛り込まれていますが、これらもすべて映画ならではの改変。原作では基本的に松原タニシさんの単独行動であり、そもそも松原タニシさんはピン芸人ですよ。
最後に
今回は事故物件の映画の気まずい、ひどいと言われる理由や、どこまでが実話なのかなどについて紹介しました。ホラー初心者にとってはある程度見やすい、初心者向けという評価が為されている事故物件。亀梨和也さんのファンの方でホラーが苦手、という人であっても見やすいように意識された物なのかもしれませんね。


