「ブラックミラー」虫けら、国歌、ヘンリー湖、1500万メリットジョーンはひどい人!見る順番は?

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ブラックミラーを見たことがある人は『世にも奇妙な物語』を思い出す方も多いのではないでしょうか?

現在シーズン6までNETFLIXで配信され、全27話が見れます。

どれもこれも意外な展開の1話完結のお話で、見ごたえがあります!

今回は全27話の簡単なあらすじや見どころをご紹介いたします。

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「ブラックミラー」見る順番

『ブラック・ミラー』を視聴する際の順番については、特定の順序に従う必要はありません。
このシリーズは各エピソードが独立しており、それぞれが異なるストーリーを持っています。
しかし、一部のエピソードには他のエピソードへの細かい言及やイースターエッグが含まれており、シリーズ全体の世界観を構築しています。このため、一部のファンは特定の順番で視聴することを楽しんでいます。

たとえば、『スミザリーンズ』(シーズン5、エピソード2)は『国家』(シーズン1、エピソード1)の出来事の後に起こると考えられており、『ホワイト・ベア』(シーズン2、エピソード2)は『シャット・アップ・アンド・ダンス』(シーズン3、エピソード3)よりも前に設定されているとされています。

さらに『プレイテスト』(シーズン3、エピソード2)や『国家の憎しみ』(シーズン3、エピソード6)など、他のエピソードも時系列で繋がっている可能性があります。

 

ただし、基本的にはエピソードごとに独立したストーリーが展開されるため、好きなエピソードから視聴を始めることが一般的です。視聴者の好みに合わせて選ぶのがベストでしょう。新作の公開が待たれる状態です​。

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「ブラックミラー」シーズン1

国歌

『ブラック・ミラー』シーズン1の第1話「国歌」は、イギリスを舞台にした衝撃的なストーリーです。このエピソードは、イギリス首相が突如として突きつけられる異常な要求と、それに対する彼と国民の反応を描いています。首相が直面する困難な決断と、その過程での国民の反応は、マスコミやSNSを通じて国民が結びつき、人の不幸に興味本位で集まる現代社会の愚かさや醜悪さを描いています​。

このエピソードは、政治的な名誉や人間性を失いかねない選択に迫られた首相の苦悩を描きます。彼は、犯人の要求に応えることで国民の間で議論を巻き起こし、結局は犯人の要求に従うことになります。しかし、行為が始まると、笑っていた国民たちの表情は一転し、苦痛を感じるようになります。エピソードの結末では、首相の行動は結局無駄だったことが明らかになり、彼は国民からは支持を得られるものの、愛する妻からは嫌悪されることになります。

このエピソードは、政治家の苦渋の決断や国民心理の揺れ動き、そしてメディアやSNSが現代社会においてどのような役割を果たしているかを、鋭く皮肉った内容となっています。また、犯人の動機やその後の首相の立場など、多くの面で考察の余地を残す作品です。

1500万メリット

『ブラック・ミラー』シーズン1の第2話「1500万メリット」は、近未来の管理社会を舞台にした物語です。この社会では、人々は自転車をこいでメリットと呼ばれる通貨を稼ぎ、それを消費活動に使います。彼らの生活はディスプレイに囲まれ、広告に煽動されながら徹底的に管理されています。

主人公のビングは、この閉塞感ある日常に嫌気がさしており、新しく施設に来た才能ある女性アビに惹かれます。ビングはアビが歌手として成功するために彼女を「ホットショット」というオーディション番組に送り出しますが、アビは審査員からアダルト番組への出演を勧められ、脅迫と薬による精神的圧力で承諾してしまいます。

ビングはアビの変貌に絶望し、自身も「ホットショット」のオーディションに参加する決意をします。彼は1500万メリットを再び稼ぎ、オーディションに臨む際、ガラスの破片を首に当てて自殺をほのめかし、審査員と観客に対してこの社会の虚しさを訴える熱弁を振るいます。

しかし、その行動は逆に審査員から賞賛され、ビングには自身の番組を持つ提案がなされます。そして物語は、ビングが自らの番組で批判を続ける一方で、以前とは異なる豪華な部屋で、窓から見える自然を眺める場面で終わります。このラストシーンは、ビングが真に自由を得たのか、あるいは別の形の管理社会の一部となってしまったのか、視聴者に多くの思考を促します。

「1500万メリット」は、現代社会の消費文化やメディアへの依存、そして人間の精神的自由についての深い皮肉と批判を含んでいます。また、番組や広告、アバターの世界に没頭する人々の姿は、現代のデジタル社会への警鐘とも受け取れる内容です​。

人生の軌跡のすべて

『ブラック・ミラー』シーズン1の第3話「人生の軌跡のすべて」は、記憶をデータとして記録し、いつでも再生可能なチップを頭に埋め込むことができる未来の世界を描いています。主人公リアムは、妻フィオンとの関係に疑念を抱き、フィオンの元恋人ジョナスとの関係を探ります。リアムはジョナスに暴力を振るい、彼にフィオンとの記憶を削除させますが、その過程でリアムはフィオンとジョナスの過去の関係に関する悲しい真実を知ることになります​。

エピソードでは、記憶チップがない人の証言が警察に相手にされないなど、記憶の映像が証拠として使われる世界での人権の問題も描かれています。また、記憶を外部に出力できることによって社会のルールが大きく変わる様子も示されています。この技術が現実化した場合、楽しそうな面もありますが、一方で、個人のプライバシーの侵害や記憶を利用した犯罪などの問題も生じる可能性があります​。

このエピソードは、「忘れる」という人間の機能が、実は技術の進歩を越えた重要なものであることを示唆しています。記憶を完璧に保存し、再生できる社会が本当に理想的なのか、という疑問を投げかける内容となっています​。

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「ブラックミラー」シーズン2

ずっと側にいて

『ブラック・ミラー』シーズン2の第1話「ずっと側にいて」は、愛する人を失った悲しみと、その人を人工知能として再現しようとする技術の複雑な関係を探るエピソードです。主人公マーサは、事故で恋人アッシュを亡くした後、彼の人格を模倣したAIとのやり取りを通じて心の癒しを求めます。このAIはアッシュのSNSやチャットの記録から彼の「性格」を模倣し、マーサに慰めを提供します。しかし、AIはアッシュの外見や言動は再現しても、彼の魂や本質を完全にコピーすることはできません。マーサはこのAIとの関係に違和感と苛立ちを感じ始め、結局、彼女はAIアッシュを屋根裏部屋に隔離してしまいます。

このエピソードは、愛する人を失った人々の心の苦しみや、人間とAIの関係の複雑さを深く掘り下げています。外見や行動が似ていても、AIは亡くなった人の代わりにはなり得ず、その小さな違いが大きな拒絶感につながることを示しています。また、テクノロジーがどこまで人間の感情や魂を再現できるのか、そしてそのような試みが倫理的に適切なのかという問いを投げかけています​。

シロクマ

『ブラック・ミラー』シーズン2の第2話「シロクマ」は、記憶を失った女性ビクトリアが突如、不可解な状況に巻き込まれる物語です。彼女は見知らぬ場所で目を覚まし、周囲の人々が彼女に対して異常な行動を取ります。彼らはビクトリアの呼びかけに反応せず、スマホで彼女を撮影するだけです。この状況に混乱するビクトリアは、彼女を助けると称する謎の女性とともに、襲い来る覆面の人物たちから逃れようとします。

物語はビクトリアとその女性が「ホワイトベア」という場所に向かう展開を見せます。そこでビクトリアは、自分と元婚約者が幼い少女ジェマイマを誘拐し、彼女を殺害したという過去の記憶に直面します。この残酷な犯行は、ビクトリアがスマートフォンで撮影していたことが明らかになり、彼女はその罪を背負うことになります。

物語の結末では、ビクトリアが経験した一連の出来事が、「ホワイトベア・ジャスティス・パーク」という場所での演出されたショーであったことが判明します。観客たちは彼女が受けた苦痛をエンターテイメントとして楽しんでおり、ビクトリアにはその日の記憶を消去し、翌日も同じ出来事を繰り返す罰が与えられます。

このエピソードは、罪と罰、現代社会のエンターテインメント化された正義の問題を、衝撃的などんでん返しとともに提示しています。観客たちがビクトリアの苦痛を楽しむ様は、視聴者に強烈な印象を与え、現代のメディアや人々の行動について深く考えさせる内容となっています​。

時のクマ、ウォルドー

『ブラック・ミラー』シーズン2の第3話「時のクマ、ウォルドー」は、政治風刺がテーマのエピソードです。主人公ジェイミーは、風刺的なコメディ番組のキャラクター「ウォルドー」を演じています。ウォルドーは、政治家を痛烈に批判する青いクマのアニメキャラクターで、その過激な発言が人気を博します。ある日、番組のプロデューサー、ジャックは「ウォルドー」を政治の世界へ進出させることを考えます。ジェイミーはこの提案に当初は反発しますが、最終的にはウォルドーとしての政治活動を続けることになります。

このエピソードは、政治に対する一般大衆の無関心や、政治家への根本的な不信感をテーマにしています。物語は、実際の政治家よりも、はっきりと意見を言う架空のキャラクターが人気を得てしまう様子を描いています。人々はウォルドーのようなキャラクターに、現実の政治家よりも共感を覚え、彼を支持し始めます。しかしながら、ウォルドーは政治的な主張や確固たる信念を持たず、ただ批判だけを行います。

最終的に、ジェイミーはウォルドーとしての政治活動を放棄し、自分の信念に従う道を選びますが、その結果は彼にとって散々なものになります。一方で、ウォルドーの人気はさらに上昇し、世界的なマスコットキャラクターとしての地位を確立します。ジェイミー自身はホームレスとなり、ウォルドーの成功を遠くから見つめるだけとなります。

このエピソードは、政治に対する一般人の興味の低さや、エンターテイメントに対する高い関心を風刺しています。また、政治的な主張を持たないキャラクターが、ただのエンターテイメントとして人気を得ることの問題点を浮き彫りにしています​。

ホワイト・クリスマス

『ブラック・ミラー』のスペシャルエピソード「ホワイト・クリスマス」は、技術の進歩がもたらす悲劇と人間の心の闇を深く掘り下げた物語です。このエピソードは三つの異なる話が絡み合い、最終的に一つの衝撃的な結末につながります。

物語は、二人の男が雪に閉ざされた小屋でクリスマスを過ごすシーンから始まります。マシューとジョーと名乗る二人は、それぞれが過去に抱える重い秘密を語り始めます。マシューの話は、人間のコピーをデジタル化したプログラム「Cookie」と、視覚的なデバイス「Z眼」を中心に展開されます。Cookieは人間の意識をコピーして家事などのタスクを行わせることができる一方で、倫理的な問題を引き起こします。一方、Z眼は人々の日常生活に密接に統合され、写真撮影やブロック機能などを提供しますが、それがもたらす人間関係の断絶や悲劇も描かれます。

ジョーの話は、彼の過去の恋愛関係とその破綻に焦点を当てています。恋人ベスとの関係が悪化し、最終的には彼女にブロックされるジョーは、ベスが出産した子供の存在を知ります。しかし、ジョーは子供の父親ではなかったことを知り、そのショックからベスの父親を殺害してしまいます。

このエピソードのクライマックスでは、ジョーが警察によって拘束され、彼の意識のコピーが仮想環境で尋問される様子が描かれます。一方、マシューは自らの罪によって全ての人にブロックされた状態で解放されます。ジョーのコピーは、時間感覚を操作され、永遠の罰を受けることになります。

「ホワイト・クリスマス」は、技術進歩がもたらす可能性とそれに伴う倫理的な問題、人間の心の複雑さを鋭く描いた、ブラック・ミラーの中でも特に評価が高いエピソードです​。

 

「ブラックミラー」シーズン3

ランク社会

『ブラック・ミラー』のシーズン3第1話「ランク社会」は、SNSの評価が人々の生活に直結する社会を描いたエピソードです。この世界では、人々は日々の出来事や他人とのやり取りで1から5の星で評価され、この評価が彼らの社会的地位や生活の質に影響を与えます。主人公のレイシーは、自分の評価を向上させることに必死で、理想の生活を手に入れるために、他人に気を遣いながら生活しています。

レイシーは、昔の友人であるセレブのナオミから結婚式のスピーチを依頼され、これを高評価を得るチャンスと捉えます。しかし、結婚式に向かう途中でさまざまなトラブルに見舞われ、彼女の評価は急落してしまいます。最終的には、社会からの圧力から解放されたレイシーが、自由を取り戻す姿が描かれます。

このエピソードは、SNSによる評価の重要性が極端に誇張された社会を描き、現代社会のSNS文化や人々の自己表現、他人の意見に対する執着を風刺しています。レイシーの物語は、評価に囚われて生きることの虚しさと、本当の自由とは何かという問いを視聴者に投げかけます​。

拡張現実ゲーム

『ブラック・ミラー』シーズン3第2話「拡張現実ゲーム」は、現実とバーチャルの境界が曖昧になる恐怖を描いたエピソードです。主人公クーパーは、高額の報酬を得るために、新しい拡張現実ゲームのテストプレイヤーになります。このゲームは、脳に直接電気的刺激を与え、プレイヤーが最も怖がる方法をリアルタイムに生成する技術を利用しています。

クーパーはゲーム中に、自身の恐怖を増幅させるような体験に直面します。彼が遭遇する怪物や、知り合った女性ソーニャの幻影などは、彼の罪の意識や恐怖心を反映しています。クーパーはゲームの途中で現実とバーチャルの区別がつかなくなり、深い精神的な恐怖に陥ります。最終的に、ゲームは想定外の事故により終了し、クーパーの運命は悲惨なものになります。

このエピソードは、拡張現実技術の恐怖と可能性、人間の感覚の曖昧さ、そして現実と非現実の境界のあいまいさを巧みに描いています。視聴者にとって、現実世界の日常に隠された恐怖や精神的な脆弱性について考えさせる内容です。

秘密

『ブラック・ミラー』シーズン3第3話「秘密」は、個人の隠された秘密を握ることで人生を狂わせる恐怖を描いたエピソードです。主人公ケニーは、自分のPCがマルウェアに感染し、自慰行為の映像を撮影されてしまいます。これをネット上に公開すると脅され、様々な犯罪行為を強要されることになります。

このエピソードは、PCやデジタルデバイスに保存された個人の情報が、いかに私たちの弱みや秘密を含んでいるかを示しています。特に現代社会では、日常的にデジタルデバイスを使用し、意識せずに多くの個人情報を蓄積しています。こうした情報が悪用された場合、人生を狂わせるほどの影響を与える可能性があることを示唆しています。

エピソードの中で、ケニー以外の登場人物もそれぞれの秘密を握られて、犯罪に巻き込まれていきます。最終的には、各人の秘密が暴露され、社会的に抹殺されるような結末を迎えます。このエピソードは、秘密を握られたばかりに、社会的に殺されるという概念を探求し、社会性を失うことがどのような影響を及ぼすかを示しています。

「秘密」はブラック・ミラーらしい皮肉的な視点で、近未来のテクノロジーが人間の生活にどのように影響を及ぼすのかを描いています。エピソードのクオリティは高く、演技やBGMも評価されていますが、物語の内容が胸糞悪いため、視聴者によっては苦痛を感じるかもしれません。しかし、そのリアリティと衝撃的な結末は、ブラック・ミラーの特徴をよく表しています。

サン・ジュニペロ

『ブラック・ミラー』シーズン3第4話「サン・ジュニペロ」は、シリーズの中でも特に人気の高いエピソードであり、美しいラブストーリーとして知られています。このエピソードは、1987年のネオンが輝く海辺の街「サン・ジュニペロ」を舞台に、内気なヨーキーと陽気なケリーという二人の女性の関係を描きます。二人は互いに惹かれ合い、やがて深い愛に発展していきます。

この物語の特徴は、死後の世界を描いたリアルな仮想世界(クラウド)で、亡くなった人々が魂をアップロードしてサン・ジュニペロに”永住”できるという設定です。亡くなった人々は、サーバー内のこの仮想世界で理想の生活を送ることができます。ここでは、死や痛みを感じることはなく、自分にとっての「一番良い時代」の容姿で生きることができます。

物語の終わりには、ヨーキーとケリーがサン・ジュニペロで永遠の愛を謳歌するシーンで締めくくられ、視聴者に深い感動を与えます。このエピソードは、愛と人生についての物語であり、ブラック・ミラーらしい近未来的な科学技術と人間の普遍的なテーマが見事に融合しています。その素晴らしい脚本で、第69回エミー賞テレビムービー作品賞と脚本賞をダブル受賞しています​。

虫けら掃討作戦

「ブラック・ミラー」のシーズン3、第5話「虫けら掃討作戦」は、戦争と洗脳のテーマを扱った重厚なエピソードです。物語は近未来を舞台にしており、軍隊が使用するマス・システムという技術が重要な役割を果たします。このシステムは、軍人たちが対象となる人々を化け物のように見せ、彼らに対する残酷な行動を正当化します。

エピソードの主人公、ストライプは、新人兵士として虫けらと呼ばれる人々を駆逐する任務に就きます。彼はこの任務中、システムの異常により「虫けら」たちが普通の人間であることに気付きます。この事実に直面し、彼は葛藤し、最終的には現実を受け入れることができず、システムを継続する選択をします。

物語は、技術が人間の感覚や感情をどのように操作し得るか、そしてその危険性を示唆しています。また、権力者が民衆や軍隊を洗脳し、戦争などの非常事態で利用する方法として、古今東西で行われてきた心理操作を暗示しています。このエピソードは、ただのサイエンスフィクションではなく、過去や現在の実際の出来事とリンクしている点が特筆されます。

視聴者にとっては、重たいテーマと感情的な展開により、一度見たら忘れがたい作品となるでしょう​。

殺意の追跡

『ブラック・ミラー』シーズン3第6話「殺意の追跡」は、社会の監視システムとSNS上の言葉の力を巡るサスペンスフルな物語です。このエピソードでは、人工ミツバチ型ロボット「ADI」が中心となり、これが最初は環境保護のために作られたものであるが、実際は政府による国民の監視ツールであることが明らかになります。犯人であるギャレット・スコールズは、「自分の言動の結果に向き合え」という声明文を通じて、SNS上で「死ね」と書き込んだ人々をターゲットにし、彼らを殺害する計画を実行に移します​。

この物語は、SNS上での言葉の影響力と、それが現実の世界でどのような影響を及ぼす可能性があるかを掘り下げています。犯人の目的は、SNS上で心無い言葉を軽々しく使う人々に、その言動の重大さと結果に直面させることにありました。このエピソードは、現代社会におけるSNSの使い方と、匿名性が生み出す悪意の言葉の危険性を浮き彫りにしています​。

「殺意の追跡」は、他のエピソードと比較しても長めの尺を持ち、その内容の深さとサスペンス性が高く評価されています。物語は、ミツバチが大量失踪する現象「蜂群崩壊症候群」を背景に、人間が生き延びるために不可欠な受粉作業を支えるために開発されたADIが、犯人の手によって殺意の媒介者に変貌するという設定から始まります。このエピソードでは、SNS上の言葉がどのように現実世界に影響を及ぼすか、そしてその結果がどれほど悲劇的なものになり得るかを、視聴者に強く印象付けています​。

「ブラックミラー」シーズン4

宇宙船カリスター号

「宇宙船カリスター号」は、「ブラックミラー」シリーズのシーズン4の第1話で、独特な世界観を持つエピソードです。物語の中心は、カリスター社の最高技術責任者であるロバート・デイリーという内気な性格の男性です。彼は完全没入型のオンラインVRゲーム「インフィニティ」を開発しましたが、そのゲームの中で彼は「宇宙船カリスター号」の船長として振る舞っています。この仮想世界では、彼の会社の同僚たちのクローンが乗組員として登場し、デイリーは彼らに様々な命令を下します。

物語は、デイリーが自分の意のままにできる仮想空間で圧倒的な力を持っている一方で、現実世界では地味で社内での影響力が乏しいという対比から始まります。乗組員たちは自分たちがクローンであることを知り、デイリーに反抗しようとします。彼らの目指すものは、「死」であり、彼らは自身の存在を消滅させようとします。

最終的に、乗組員たちはデイリーをゲームの世界に閉じ込めることに成功し、自由を得ます。しかし、彼らがDNAから作られたクローンであるため、仮想空間での自由は彼らの本来の望みとは異なるものでした。彼らは最終的に死を選ぶ可能性が高いと考えられます。一方で、デイリーはゲームの世界で永遠に閉じ込められることになり、彼にとっては自業自得の結末となりました。

このエピソードは、一見コミカルな雰囲気を持ちながらも、その裏に暗く重いテーマを描いています。乗組員たちはデイリーによってさまざまな制限を受け、快楽を味わうことができない状況に置かれています。また、デイリーが彼らの人生を完全にコントロールしているため、彼らは自由を得るために反乱を起こすことになります。このエピソードは、技術の進化と人間性の問題を鋭く描いている点で、特に注目に値する作品です。

アークエンジェル

「ブラックミラー」シーズン4の第2話「アークエンジェル」は、監視技術の進化と親子関係の複雑さを描いたエピソードです。物語は、シングルマザーのマリーが、娘サラに「アークエンジェル」という監視システムを埋め込むことから始まります。このシステムには、GPSによる位置情報の追跡、サラの視界をリアルタイムで見ることができる機能、暴力的な表現をモザイクで覆う機能、サラの健康状態を確認できる機能などが含まれています。

サラが成長するにつれ、マリーはアークエンジェルの使用を中止しますが、サラの行動が心配になったマリーは再びシステムを使用し始めます。サラが彼氏と親密な関係を持つのを見たマリーは、サラに知らせることなく緊急避妊薬を彼女の飲み物に混ぜます。この行為が原因で、サラはマリーに暴行を加え、家を出て行ってしまいます。物語は、マリーが血まみれでサラの名前を叫びながら道路の真ん中に立つシーンで終わります。

このエピソードは、親の過剰な監視が子供の自由とプライバシーを侵害すること、そしてそのような監視が親子関係にどのような影響を与えるかを示しています。サラが自己発見と成長を経験する過程で、マリーは子供の安全という名目の下でサラの行動を制限し、結局は彼女を失ってしまうのです。

クロコダイル

「ブラックミラー」シーズン4の第3話「クロコダイル」は、重い罪の秘密を抱えた女性ミアの物語を描いています。15年前に交通事故を起こし、その事実を隠蔽したミアは、当時の共犯者ロブとの再会で過去が蘇ります。ロブは事故の真実を被害者の家族に伝えようとしますが、ミアは彼を殺害してしまいます。

このエピソードは、人の記憶を映像化できる装置「リコーラー」を使って保険調査員のシャジアが事故の目撃証言を集める過程で展開します。ミアは自らの罪を隠すために、さらに殺人を重ねていきます。事故の目撃者、シャジア、彼女の夫、そして最終的にはシャジアの幼い子供まで殺害するという極端な行動に出ます。

このエピソードの題名「クロコダイル」は、「Crocodile Tears」(ワニの涙、偽善的な涙)というフレーズや、「Crocodile’s Dilemma」(ワニのパラドックス、自己矛盾)という概念から来ていると考えられています。物語では、ミアが涙を流しながら次々と人を殺害するシーンが描かれており、タイトルは彼女の偽善的な行動を象徴していると解釈されています。

エピソードは、ミアが息子の学芸会に参加するシーンで終わりますが、その際に警察がモルモットの記憶を回収していることが示唆され、ミアが逮捕されることが予見されます。この物語は、技術の進化がもたらす倫理的な問題と、過去の罪が現在に及ぼす影響を描いた、心理的なスリラーです。

HANG THE DJ

「ブラックミラー」シーズン4の第4話「HANG THE DJ」では、99.8%の確率で完璧な恋愛パートナーを見つけるマッチングサービスを使用するフランクとエイミーの物語が描かれます。このサービスは、ディナーのメニューやデートの場所、さらには交際期間まで自動的に決定します。フランクとエイミーは最初に12時間だけ一緒に過ごすことになり、その後、別々のパートナーと交際しますが、お互いに惹かれ合い続けます。最終的に、彼らはシステムに抗い、一緒に逃げ出すことを決意します。逃走後、彼らの周りには無数の他のフランクとエイミーのペアが現れ、彼らが仮想世界のシミュレーションの一部であったことが明らかになります。物語の最後では、現実世界のフランクとエイミーが、マッチングアプリで99.8%の確率でマッチすることが示され、物語は終わります。

メタルヘッド

「ブラックミラー」シーズン4の第5話「メタルヘッド」は、殺人ロボットによって人類が衰退した世界を描いた話です。主人公ベラと彼女の仲間クラーク、トニーは、死期が近い子供のためにあるものを盗むために無人の倉庫に侵入します。しかし、彼らは「イヌ」と呼ばれる殺人ロボットに遭遇し、トニーは命を落とします。ベラとクラークは逃げますが、イヌによってクラークも殺されます。ベラは何とか逃げ延びるが、最終的には自ら命を絶ちます。彼女が命を懸けて盗んだものは、クマのぬいぐるみでした。このエピソードは、社会的な皮肉やメッセージが少なく、ブラックミラー作品の中では異色の存在です。

ブラック・ミュージアム

「ブラック・ミラー」シーズン4の最終話「ブラック・ミュージアム」では、ニッシュという女性が奇妙な博物館「ブラック・ミュージアム」を訪れます。館長のロロ・ヘインズが案内し、犯罪に関連する展示品の背後にある物語を語ります。物語は、医師ドーソンの痛みを感じる装置、昏睡状態のキャリーの意識を夫の脳やぬいぐるみに移す技術、死刑囚クレイトン・リーのホログラムなど、複数の話から構成されます。最終的に、ニッシュが復讐のために計画を実行し、館長の意識を父親のホログラムに移し、苦しませます。エピソードの終わりには、博物館が燃えているシーンが映し出されます。

「ブラックミラー」シーズン5

待つ男

 

「ブラックミラー」シーズン5の第2話「待つ男」は、SNSと現代社会の関係を掘り下げた物語です。主人公クリストファー・M・ギルハニーは、タクシー運転手として働いていて、スミザリン社という大手SNS会社の社員を待ち伏せし、誘拐します。彼の目的は、スミザリンのCEOビリー・バウアーと話をすることでした。

物語の背景には、クリストファーが過去に交通事故で婚約者を亡くしたという悲しい過去があります。この事故は、彼がSNSの通知をチェックしている間に起きたもので、クリストファーは自分が原因だと強く自責の念に駆られていました。彼は、SNSの中毒性の強い設計によって、その瞬間の注意がそらされたと感じていました。

最終的にビリー・バウアーとの電話で自らの想いを吐露したクリストファーは、人質のジェイデンを解放しようとしますが、警察の狙撃手の銃声で物語は終わります。結末は視聴者に委ねられていますが、クリストファーが射殺されたと推測されます。

キャストにはアンドリュー・スコットがクリストファー役、ダムソン・イドリスがジェイデン役、トファー・グレイスがビリー・バウアー役で出演しています。エピソードは、SNSの依存とその影響に焦点を当てており、スマートフォンやSNSに依存する現代人にとって、考えさせられる内容となっています。

アシュリー・トゥー

 

「ブラックミラー」シーズン5の第3話「アシュリー・トゥー」は、超人気ポップスターのアシュリー・オーと、彼女をモデルにしたAI搭載ロボット「アシュリー・トゥー」を中心に描かれた物語です。このエピソードは、主人公である少女レイチェルが新発売されたAI搭載ロボット「アシュリー・トゥー」を手に入れるところから始まります。一方、本物のアシュリー・オーは、自分の音楽キャリアに嫌気が差し、イメージチェンジを試みますが、彼女のマネージャーである叔母キャサリンによって阻止され、薬を盛られて昏睡状態に陥ってしまいます​。

アシュリー・オーは薬物を盛られたジャンクフードを食べさせられた後、昏睡状態になりますが、その状態で脳波を利用して音楽を作曲しているという設定になっています。一方で、レイチェルはアシュリー・トゥーとともに、彼女の姉ジャックと協力して、本物のアシュリーを救出するための冒険に出ます。このエピソードは、ブラックミラーシリーズの中でも特に異色で、通常のダークな展開から一転して、明るい雰囲気とハッピーエンドが特徴的です​。

アシュリー役には、現実世界でもポップスターとして活躍するマイリー・サイラスがキャスティングされており、彼女のキャラクターが自身の音楽活動との葛藤を抱える点が、役柄と現実の彼女のキャリアとをリンクさせる面白い要素となっています​。

全体として、このエピソードは、テクノロジーが進化する未来の社会における人間関係やアイデンティティについての問題を提示しつつ、ブラックミラーの伝統的なダークなテーマから少し逸脱した、ユニークな展開を見せています。

ストライキング・ヴァイパーズ

「ブラックミラー」のエピソード「ストライキング・ヴァイパーズ」は、シーズン5の第1話として放送されました。この話は、ダニーとカールという二人の男性を中心に展開します。ダニーは平凡な結婚生活を送っているが、旧友のカールが誕生日プレゼントとして彼にVR版の格闘ゲーム「ストライキング・ヴァイパーズX」を贈ります。二人はそれぞれの家でゲームをプレイし、仮想空間の中で出会います。

ゲーム内では、カールは「ロクセット」という女性キャラクター、ダニーは「ランス」という男性キャラクターになりきります。ゲームの進行とともに、二人の間には予期せぬ感情が芽生え、彼らの関係に複雑な展開が生じます。ダニーはゲーム内での体験に苦悩し、自分の性的アイデンティティについて疑問を持ち始めますが、最終的にはカールに恋愛感情がないことを確認します。

ラストでは、ダニーと妻のセオが、一年に一日だけ、お互いに浮気(に等しい行為)を認めるという妥協を見つけます。ダニーはVRゲームを続け、セオはバーに出かけて他の男性と出会います。この終わり方は、現代の関係性や性のアイデンティティに対するブラックミラー特有の皮肉な視点を示しています​。

「ブラックミラー」シーズン6

ジョーンはひどい人

『ブラック・ミラー』シーズン6の第1話「ジョーンはひどい人」は、現代技術と人間性の複雑な関係に焦点を当てた、ユニークで印象的なエピソードです。この物語では、大手企業で中間管理職として働くジョーンが主人公です。彼女の私生活は、Netflixを彷彿とさせるストリームベリーという配信サービスによって、CGドラマ化されてしまいます。

ストリームベリーは、ジョーンの日常を勝手にCGドラマ化し、彼女の人生をドラマの中で再現します。これは、Netflixが利用者の1人の日常を勝手にドラマ化してしまうという設定で、技術が進歩すれば可能になることを示唆しています。日常で何気なく会話したものが広告として出てくることが実際にあるように、技術がすぐそこまで来ているという現実の怖さを感じさせます。

物語の中で、ジョーンとサルマはストリームベリー社に侵入し、システムを破壊するために結託します。ジョーンは自分がオリジナルのジョーンではなく、仮想世界の一部であることを知り、システムを破壊する決断をします。これにより、オリジナルのジョーンは再び平穏な生活を取り戻し、自分で決めた人生を生きるようになります。

「ジョーンはひどい人」は、現実とは思えないような設定でありながら、技術が進歩すれば現実に起こり得ることを示唆しており、視聴者に利用規約の重要性を再認識させる内容となっています​。

ヘンリー湖

『ブラック・ミラー』シーズン6のエピソード2「ヘンリー湖」は、スコットランドの寂れた町で起こった衝撃的な事件を背景にしたストーリーです。このエピソードでは、自然ドキュメンタリー映画の撮影のために町を訪れた若いカップルが、過去の事件に興味を持ち、次第にその事件に巻き込まれていきます。

物語は、彼らが発見する血痕のある地下室や、過去の事件に関する衝撃的な映像を通じて、サスペンスとホラーの要素が強調されます。町の住人であるジャネットが連続殺人犯であることが明らかになり、彼女の息子デイヴィスとその恋人ピアは、この恐ろしい真実に直面します。ジャネットは最終的に自殺し、ピアも不幸な事故により亡くなります。

デイヴィスは母と恋人を失った悲痛な状況にも関わらず、事件に関するドキュメンタリー「ヘンリー湖」がドキュメンタリー賞を受賞するという皮肉な結末を迎えます。このエピソードは、連続殺人犯の母親としての愛情と、息子の事業への貢献という複雑な関係性を描いています。

「ヘンリー湖」は、人の死や事件がエンターテインメントとして消費される現代社会の風潮に対する批判を含んでおり、ブラックミラーらしい後味の悪さを持つ作品と評価されています。

ビヨンド・ザ・シー

『ブラック・ミラー』シーズン6第3話「ビヨンド・ザ・シー」は、1969年を舞台にした宇宙飛行士の物語です。主人公のクリフとデビッドは、6年間の重大な宇宙ミッションに参加しており、このエピソードはそのミッションの2年目を描いています。彼らは宇宙船で定期的な点検や修理を行いながら、自由な時間を過ごしています。

特に興味深いのは、彼らが自分の意識を地球上の機械レプリカに転送するために個人化されたキータグを使用している点です。デビッドがレプリカを使用している間、彼の家族はカルトの信者たちから襲撃を受けます。彼らはデビッドのレプリカが不自然だと考え、レプリカを破壊し、家族を殺害し、家を焼き尽くしてしまいます。この出来事により、デビッドは船上で緊張し、自殺願望を抱くようになります​​。

このエピソードは、宇宙探査と地球上の家族との繋がり、そしてその家族が直面する危険性を描いており、ブラック・ミラーの他のエピソードとは異なるレトロフューチャリスティックな設定を持っています。

メイジー・デイ

『ブラック・ミラー』シーズン6の第4話「メイジー・デイ」は、パパラッチカメラマンとして活動するボーと、人気女優メイジーが主要なキャラクターです。ボーはある俳優のスキャンダル写真を撮影しますが、その影響で俳優が事故死するという出来事が起きます。この事故により、ボーはパパラッチ業界から足を洗う決断をします。一方で、女優として活躍中のメイジーは、撮影後に自宅でリラックスしていたところ、幻覚キノコを摂取し、ラリった状態で運転して買い物に出かけるという展開があります​。

『ブラック・ミラー』シーズン6全体は、SF、ホラー、サスペンス、スリラーの要素を含むオムニバス・ドラマで、ユニークなストーリーや視点で描かれた物語が特徴です。このシーズンでは、異色作が多く揃っており、王道系ドラマに飽きた時に新鮮な視点を提供してくれます。特に「メイジー・デイ」は、パパラッチとしての生活や人気女優の葛藤を描き、現代社会におけるセレブ文化やメディアの影響を探る内容になっています。

デーモン79

『ブラック・ミラー』シーズン6の最終話「デーモン79」は、1979年のイギリスを舞台にしたストーリーです。主人公のニダは、デパートで靴の販売員として働いており、周囲の人間にいじめられています。ある日、彼女はデパートの地下室で血の付いた木片を見つけ、その結果、悪魔が現れます。悪魔はニダに、3日間で毎日1人殺害するよう命じ、さもなければ世界が核戦争で滅びると告げます。ニダは罪悪感を感じながらも2日間殺人を行いますが、3日目に警察に逮捕されます。時計が0時を過ぎると、悪魔が言っていた核戦争が本当に起こり、世界は炎に包まれます。最後に、悪魔はニダに一緒に来ることを提案し、彼女はそれを受け入れます。このエピソードは、陰鬱な雰囲気と独特な結末が特徴で、視聴者に深い印象を残す内容です。

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