ヴィンチェンツォ:キャスト
出演: ソン・ジュンギ, チョン・ヨビン, テギョン, ユ・ジェミョン, キム・ヨジン, クァク・ドンヨン, チョ・ハンチョル
ヴィンチェンツォ:ハンソク
最初はチャヨンの可愛い後輩・ジュヌとして良い印象を持っていたのに、実は陰の大ボスだったなんてビックリさせられました。
裏で牛耳っている姿が卑劣で、DV男だし弟ハンソまでも蹂躙(じゅうりん)していてとても彼が可哀そうでした。ハンソク(ジュヌ)の可愛さと狂気の表現の落差が激しくて、オク・テギョンさんの演技力に目を奪われました。可愛い笑顔を見せながら攻撃性のある言動をしていく所が特にゾッとさせられます。
ヴィンチェンツォ:ホンチャヨン
ホン・チャヨンはヴィンチェンツォとタッグを組んで悪と戦って行く女弁護士役で、この作品のヒロインを務めています。
が、ヒロインというと美女だったり可愛い感じをイメージしてしまいますが、ここでは言いたい事はズバズバ言ったり感情表現が豊かな男勝りの性格なのが面白いです。
私は彼女の主演ドラマ「いつかの君に」を先に観ていて切ない表情が印象に強く残っていたので、本作のガラリと違ったコミカルな女性を表現している点などとても演技の巾を感じられて楽しく観て行けました。
ヴィンチェンツォ:意味
“ヴィンチェンツォ”はイタリア圏でよく使われる男性の名前で、またイタリアの地名として”サン・ヴィンチェンツォ”なんかもありますね。
本作の主人公の名前が”ヴィンチェンツォ・カシノ”なのも、幼少期に韓国からイタリアマフィアへと養子に出されたのでそんな名前がついています。
オープニングのイタリアでのシーンで、敵対するマフィアに鮮やかに痛手を負わす所はまるで映画を観ている様でワクワクさせられます。
ヴィンチェンツォ:面白い
彼の端正な少し童顔の様子からはちょっとマフィアっぽさを感じませんでしたが、韓国での目的地”雑居ビル”奪還を目指して行く中での、とっても庶民的な住人達とのやりとりなどコミカルに描かれていたり、時たま見せるあざやかな格闘シーンやニヒルに敵を追いつめる所など見せ場も沢山あり、その展開が気になってくると最初抱いた違和感は直ぐに払しょくされて行きました。
サイコのハンソクとマフィア弁護士ヴィンチェンツォの戦いが最後にどう決着を迎えるのか、そんな中ヴィンチェンツォとホン・チャヨンの恋愛はどうなるのか、この大きなテーマが最終話までグイグイと引っ張ってくれました。
ヴィンチェンツォ:車
エピソード1でヴィンチェンツォの兄弟分が乗っていた赤い車は、(多分)フェラーリだと思うのですが、ヴィンチェンツォの反撃で燃やされてしまいます。もったいない~。
エピソード5ではカッコ良い青の外車に乗っていますが、それはランボルギーニ・アベンタドールです。ワンシーンだけでしたが、ガルウィングの様子とか排気音にもゾクゾクさせられます。そして彼のいつも使用している黒い愛車はというと、キャデラックのエスカレードです。イタリアマフィアの背景もあり使用する車もみんなゴージャスですね。