ペーパーハウスコリア:キャスト
俳優名 | 登場人物名 | 登場人物の説明 |
---|---|---|
チョン・ジョンソ | トーキョー | 物語の主人公的存在で、セクシーかつ危うい雰囲気を持つ女性犯罪者 |
イ・ウォンジョン | モスクワ | 元採掘工でチームの頼りになる存在。デンバーの実父 |
キム・ジフン | デンバー | モスクワの息子で、過去にはドラッグや喧嘩で罪を重ねたが人情深い一面も |
チャン・ユンジュ | ナイロビ | 陽気で妖艶な女性犯罪者で、息子のために強盗作戦に加わる |
イ・ヒョヌ | リオ | 強盗チームの最年少で有能なハッカー。トーキョーに夢中になりがち |
キム・ジフン | ヘルシンキ | 髭と立派な体格の強盗チームの戦闘要員。オスロの双子の兄 |
イ・ギュホ | オスロ | ヘルシンキの双子の弟で、屈強な体格を持つ |
キム・ユンジン | ソン・ウジン | 教授と交渉を担当する女性刑事(ラケル) |
ペーパーハウスコリア:続編
ペーパーハウス コリア”続編”とか”パート2″といった表現も見受けられたりします。しかし、ネットフリックスの作品を見るとエピソード1~12までがあるだけなのでちょっと混乱してしまいます。
この前半1~6話までが「パート1」で、その”続編”が7~12話の「パート2」なんですよね。パート1後半では、教授とウジン、デンバーとミソンの愛が表現されていてちょっとキュンとしてしまいます。
ちなみにエピソード6には南北の境界線の象徴である板門店が映っていて、私は昔観たイ・ビョンホンの映画「JSA」が思い出されます。パート2の始まりは、教授の店に来たのは何も知らないウジンだけだったのに、チャ・ムヒョク大尉が疑いの目を持って来るので、緊張感のある始まりでした。エピソード8では、今まで隠されてきていた新たな仲間「ソウル」の登場で、あらたな進展が見られます。
ペーパーハウスコリア:トーキョー
若いながらも北朝鮮の軍人でしたが、BTSのファンでもあるところが今時の若者らしさも感じさせられます。しかし、夢を描いて南に来たものの厳しい現実に打ちのめされる始まりは切なかったです。
でも、教授の計画に参加している時の様子は凛としていて、ブレない心の強さを感じさせられ頼もしいです。施設に突入しようとする機動部隊に向けたトーキョーの発砲シーンも大迫力でした。途中で一度警察に捕まるのですが、そこでさえも不敵に笑うトーキョーにゾクゾクきます。
ペーパーハウスコリア:ミソン
造幣局長チョ・ヨンミンとは不倫関係にあったのですが、今回の事件でのチョ局長の嫌らしい性格が爆発していて、どうしてこんな人と関係を持ってしまうのか信じられない気持ちで一杯でした。
でもそれはミソン自身も言っていた様に、今まで人の言いなりで自分では考えて行動できなかったと告白しています。人質となってしまうという重厚な経験により、次第に自立していく様子がドラマチックに描かれていたと思います。ミソンを演じているのがイ・ジュビンさんで、彼女の魅力的な表情にも注目です。
ペーパーハウスコリア: 面白い
強盗に入った中で犯人が人質にも自分らと同じ格好をさすのは、昔見た洋画の「インサイド・マン」と同じだなぁ~と感じました。しかしコピー物っていう訳ではなく、話が進むほどにまるで玉ねぎの皮を何枚もめくって行くように新たな発見が次々と仕込まれているのが面白かったです。
そしてこの事件がただの強盗ではないところや、彼らには大きな信念がありその為に綿密な計画が施されていた点が凄くて、その知能の高さにビックリさせられます。全編を通して緊迫するシーンの連続に圧倒されてきたその後には爽快感が待っていて、エンディング部分に来てやっとほっとさせられるのでした。また、それぞれの人間模様も見ごたえがあり、各人の背景が全て分かった後でもう一度それぞれの視線で見返すと、また違った面白さを感じられます。