1980年代のオーストラリア、ブリスベンの郊外で、若きイーライ・ベルは困難な家庭環境の中で成長していく。
喪失感と孤独の中、彼は失われた父親の影、話すことができない弟、薬物に依存する母親とその犯罪者の恋人たちと共に暮らす。
イーライの日々は、家族の複雑な繋がりと困難に満ちた状況の中で展開される。彼は正義と愛の真の意味を求め、自分自身の運命と直面し、破壊された世界の中で希望の光を見出そうとする。
少年は世界を飲み込む:キャスト
キャスト名 | 登場人物名 | |
---|---|---|
フェリックス・キャメロン | イーライ・ベル | |
トラヴィス・フィメル | ライル・オーリック | |
サイモン・ベイカー | ロバート・ベル | |
フィービー・トンキン | フランシス・ベル | |
リー・タイガー・ヘイリー | ガス・ベル | |
ブライアン・ブラウン | スリム・ハリデイ | |
アンソニー・ラパリア | タイタス・ブロズ | |
ソフィー・ワイルド | ケイトリン・スパイ | |
クリストファー・ジェームス・ベイカー | イワン・クロール | |
ハイハ・ル | ビッチ・ダン | |
デボラ・メイルマン | シェリー・ハフマン |
少年は世界を飲み込む:感想
少年は世界を飲み込む!
というタイトルなので、何かSFものか壮大なファンタジーか何かを想像しますが、始まってみると麻薬やいじめなんかのちょっとダークな生活環境の中で育つ少年の成長の物語です。
最終的には親子愛や家族愛が思い切り練りこまれた全7話の物語です。
少年は継夫が麻薬の売人で、麻薬に混ぜ物をして純度を落とし差益をくすねてたのがばれ、組織に連れ去られてしまいます。
その際、少年は指を切り取られます。
母は継父のせいで刑務所に入れられ、子供と離れ離れに。。
その時頼るところがなく本当の父親の所で生活します。
しかしこの本当の父親はアルコールが入ると手が付けられない暴力人間で、それが原因で母親とも別れたのですが、少年たちの成長につられいい父親へと変わっていきます。
母親が出所したら本当の親子四人で幸せを願っていた息子二人も成長し、母の出所の日が来ます。
しかし子供たちの希望とは裏腹に、新しい男を作ってしまい、またこれがろくでもない男で息子たちは絶望の淵へ。
とこんな感じの家族愛が物語の柱なのですが、もう一方の麻薬がらみの組織との戦いもあります。
最終話で継夫がとんでもない姿で映像に現れます。
そして組織のボスを追い詰めて最後はハッピーエンドとなります。
見どころとしては、少年イーライがいじめられっこだったひ弱な時期を子役が演じ、大人のイーライ役はイケメンの頼れる男に変身。
途中からイーライのパートナー的な存在になる黒人の新聞記者もかわいいです。
オーストラリアの作品ですが、長さも7話とちょうどよく面白かったです。
ただ基本家族愛系なので、ド派手なアクションが好みの方には少しつまらなく感じるかもです。