蛇にピアス:キャスト
俳優名 | 登場人物名 | 登場人物の説明 |
---|---|---|
吉高由里子 | ルイ | 物語の主人公。19歳の女性。身体改造に魅了される。 |
高良健吾 | アマ | ルイの恋人で同棲中。スプリット・タンを持つ。身体改造を施している。 |
井浦新 | シバ | 身体改造の店「Desire」のオーナー。刺青師でサディスト。 |
あびる優 | ルイの友達 | 映画版の登場人物。ルイの友人役。 |
ソニン | バイトの同僚 | 映画版の登場人物。ルイの職場の同僚役。 |
小栗旬 | 暴力団員 | 映画版の登場人物。アマと衝突する暴力団員役。 |
藤原竜也 | 暴力団員 | 映画版の登場人物。アマと衝突する暴力団員役。 |
唐沢寿明 | 警察役 | 映画版の登場人物。警察官役。 |
蛇にピアス:アマの死因
蛇にピアス:ルイ
ルイは生きる意味が分からなくなっている女性で、唯一痛みを感じている時だけ”生きている”事が実感できるのでした。本人は「よく孤児に見られる」と語っていますが、世の中に強い執着や意味を持たずに刹那的に生きている感じのルイを見ていて、家庭環境は余り良くなくて家に居ずらくなってアマと同棲をしているのかなぁと思っていました。
さらりと「家族関係に問題はない」と言ったルイの言葉は、はたしてそのまま受け取っていいのかどうか気になる点でした。結局どうだったのかはそれ以上触れられなく終わってしまっています。アマという彼がいても、シバに流されるまま身体を重ねてしまうルイからは、大きなこだわりも感じられず、シバの事がなんとなく怪しく思っている風でも変わらず関係を続けて行くし、彼女の未来には何があるのか気になる終わり方でした。
蛇にピアス:アマ 死因
主人公ルイの恋人だったアマ、それが中盤でルイの刺青が完成してから気力の無くなったルイに対して、自殺の話になってくるのに注目です。ルイ自身が自分の命を絶ってしまう事を嫌がり、他の誰も彼女を殺させる事さえも耐えられないって言っています。ルイに対する愛の気持ちが伝わって来ます。
その後、警察がアマの事を探していると聞いた後で、ルイがシバに人を殺した事があるかと尋ねたタイミングが、何かを感じてふいに出た言葉なのかなぁと思ってしまいます。それにシバは否定しなかったし、その時に気持ち良かったとさえ答えています。それが本当の事なら、アマの事が邪魔に思えて来たシバが殺してしまったのかもなぁと思えてきます。
アマが亡くなった時の状態は激しい暴行とレイプの後があるという悲惨なものでした。その後事件と関係するタバコの銘柄やお香の銘柄も分かって来て、どちらもシバが愛用していた物だったので、シバ犯人説が濃厚な気がします。
ルイとシバがHした後、バイト中だと思っていたアマが突然シバのお店に来た事がありましたが、その時はバレなかったようでした。でも、その後も突然店に立ち寄ったアマが、2人のHを目撃してしまい後にケンカとなったのかも知れません。
警察は遺体に残った唾液の線でも調べているようでしたが、その後ハッキリとした映像も何もないし、もしかしたら暴力団が報復で接点のあったシバのせいにしていた可能性もわずかに残っているのかな?とも思えました。結局犯人は謎のままという感じでした。
蛇にピアス:考察