『夏目友人帳』は、妖怪が見える高校生・夏目貴志が、祖母・夏目レイコから受け継いだ「友人帳」を通じて妖怪たちと関わっていく物語です。
友人帳には、レイコが妖怪たちとの勝負で勝ち取った名前が記されており、貴志はこれらの名前を妖怪たちに返していきます。その過程で、様々な妖怪や人間との交流を通じて成長していく様子が描かれます。
夏目貴志は幼い頃から他の人には見えない妖怪を見ることができ、そのため周囲から疎まれてきた。普通に生きたいだけなのに、妖怪は彼を放っておいてはくれない。
夏目友人帳:キャスト
夏目友人帳:みすず
シーズン1のエピソード3に出てくる妖怪が「みすず(三篠)」です。
この時の夏目貴志は、祖母から譲り受けた「友人帳」に載っている妖怪たちから名前の返還を求めて来られ、昼夜を問わず忙しい日々を送っていました。ある日、中級妖怪に頼まれ事をされ森の中に入っている時に、みすずが鈴の音と共に現れます。その容姿はかなりの巨体で、馬の顔を持ち落ち着いたしゃべり口調です。
みすずもまた過去にレイコによって友人帳に名を書かれている所を見ると、とっても強そうなのにいったいどんな勝負をしてレイコに負けたのか気になります。みすずは「名前を奪われながら一度も主に使えていない」と考え、貴志を手伝おうとしたります。
エピソード12では、呪いをかけられ困った貴志が友人帳を使ってみすずを呼び出し相談します。余談ですが、この時呪いに詳しくないみすずが推薦したのがヒノエという妖怪です。貴志をレイコと勘違いして愛撫するものの、すぐに間違いだと気づく男嫌いのヒノエの態度の落差が面白いです。
夏目友人帳:ネタバレ~祖父
高志の祖父というとレイコのお相手となる人ですが、殆ど情報がなくて全く分かっていません。更に夏目貴志の家族関係も気になるところです。レイコは貴志の祖母という事は分かっていますが、レイコも若くして亡くなっているし、貴志の母親も生まれてすぐに亡くなり父親も小さい時に亡くしています。
なので高志は幼少期から天涯孤独で親戚を転々としてきたのです。レイコ自身は相当な妖力を持っていて妖怪たちからは恐れられていた模様です。そんなレイコと付き合って子供を設けるようになったお相手の事も気になります。
数少ない情報の中で分かっている事は、レイコは未婚のまま子供を産んで亡くなっているということ。シーズン5のエピソード1で、以前お世話になっていた父方の親戚と出会って、自分の母方の親戚(祖母)に詳しい人がいないか尋ねています。でも詳しい話は聞けなかった様子です。
また、当時のレイコと接点を持った妖怪の記憶によると、学生時代のレイコに珍しく話しかける男性の話が出てきます。他の街に住んでいてフラッとやって来ては七辻屋の美味しいおまんじゅうを買ってくれると言っていました。優しい感じのこの男性が貴志の祖父だったら良いなぁと思います。
そしてシーズン陸のエピソード11で、式神の青い龍が貴志を見て彼によく似た男に会った事があるとも言っています。それが貴志の祖父だったとすれば、式神とも接点を持ち、レイコが言うように色々な場所に出向いている感じから祓い屋だったのでは?と想像が膨らみます。まだまだ続くこの物語のどこかで、祖父の事が詳しく出てきたら良いなぁと思います。
夏目友人帳:柊
柊(ひいらぎ)は、シーズン1のエピソード9で初登場する女妖で、2つの角と1つ目のお面をつけています。
昔は山守りをしていましたが祈祷師に捕まり、蔵守りとして封じられていました。人気俳優兼払い屋の名取周一もこの回から登場し、過去に縁のあった2人が出会い、ひいらぎの呪縛を解いた事から名取の式になります。優しい性格で、名取の事は「主様」と呼んで慕っています。柊だけでなく、他の式と人間との優しい絆がほっこりと描かれているのが素敵です。