アマゾンの危険な部族による恐ろしい食人の実践を描いたサバイバルホラー映画「グリーンインフェルノ」の中で、キャラクター「アレハンドロ」の役割をちょっと掘り下げてみます。
彼の行動は、自己中心的な欲望や名声、自己保身のお手本のようなキャラ設定ですが、ラストにオッと驚かされます。。
まずは予告動画ご覧になってください。
役割 | 名前 |
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監督 | イーライ・ロス |
出演 | ロレンツァ・イッツォ |
アリエル・レビ | |
ダリル・サバラ | |
カービー・ブリス・ブラントン | |
スカイ・フェレイラ | |
マグダ・アパノヴィッチ | |
ニコラス・マルティネス | |
イグナシア・アラマンド | |
ラモン・ラオ | |
リチャード・バージ | |
脚本 | イーライ・ロス |
ギジェルモ・アモエド |
この映画は、大学生のグループがアマゾンの土地開発に抗議するために旅をするところから物語が始まります。
しかし、彼らの飛行機が墜落し、その部族に捕まってしまいます。
映画の中で、特に注目すべきキャラクターとして「アレハンドロ」が登場します。
彼は、物語の中で重要な役割を果たしており、彼の選択や行動が物語に影響していきます。
また、この映画にはグラフィックでなかなか衝撃的なシーンが含まれているため、すべての人に適しているわけではありません。
アレハンドロは、「グリーンインフェルノ」の中で独自のカリスマ性を持つキャラクターとして描かれています。
アレハンドロの最大の魅力は、彼の矛盾した性格にあります。
一方で彼は、困難な状況下でも冷静に判断を下す環境活動家としてのリーダーシップを持っていますが、その一方では自分さえ生き延びればいい的な本性を垣間見せます。
彼のこの矛盾した性格は、視聴者に多くの感情を引き出す要因となっており、映画の前半のいい人から後半部族につかまってからの本性との落差がアレサンドロのキャラとしての魅力です。
彼と主人公や他のキャラクターとの複雑な関係性は、物語の中での緊張感やドラマを生み出しており、アレハンドロの存在なしでは語れない重要なエピソードが多数存在します。
アレハンドロを演じた俳優さんはアリエル・レヴィと言ってチリの俳優さんです。
アフターショック見てるけど、グリーン・インフェルノでアレハンドロというキャラを演じてた役者アリエル・レヴィが出てきて、昔見た時は「冴えないルックスだな」って思ってたけどグリフェル見た後じゃ最早スターにしか見えない。 pic.twitter.com/aD1TyYPlUp
— チル (@eigazombiechill) November 30, 2015
グリーンインフェルノ:ジャスティン
主人公のジャスティンですが、前半ののどかな学生生活の笑顔と、部族につかまってからの恐怖の顔の差がこの物語のすべてです。
自分はアマゾンに行くことはないでしょうが、万が一行ったらもしかしたらと思うと自分の恐怖におびえた顔が想像できません。
あまり怖い思いしたことないので・・・
ジャスティンには一つ重要な伏線があります!
ペルーに出かける前に国連で働いてる父親と食事をしたときに、父親が今日はネックレスをしてないのか?
そう言われます。ジャスティンはフルートをやっていたらしいのですが、母親の形見なのかちっちゃな音の出るフルートがついているネックレスをしていませんでした。
アマゾンに出かける当日父親と電話をした後、思い出だしたように引き出しから例のネックレスを持って出かけることになります。
このネックレスが今回の旅で仲間を失った中、自分だけが生き残った貴重なアイテムとなりました。
このフルートの音色が先住民の小さな男の子の好意をもらい脱出につなげてくれるのです。
ちょっと中条あやみさん似のジャスティンを演じたのは、なんとイーライ・ロス監督の実の奥さん。ロレンツァ・イッツォというチリの女優さんです。
キアヌ・リーブス主演の映画『ノック・ノック』でキアヌ・リーブスを絶望の淵へと追い込む美女ジェネシス役で出ていました。
9/19はロレンツァ・イッツォのバースデー!南米のチリ出身の女優さんでイーライ・ロス監督作品の常連!と思ったらそれもそのはず、奥様なんですね!『ワンハリ』ではリック・ダルトンのイタリア人妻を演じていました! pic.twitter.com/JznCQKOwCX
— Lovelife🥰 (@mylovelife0617) September 18, 2019
グリーンインフェルノ:逃げた女
仲間が目玉をえぐられ舌をちょん切られ、女性の部族長にぺろぺろっと食べられてるのを見て、グループの中のサマンサがここにはいられないと脱出を試しみます。
その後連絡がなくどうしたのかなというところに、先住民から食事が提供されます。
何か食わないとしょうがないという事で、メンバーたちは食べだしますが、食べた皿に脱出したサマンサの刺青の皮を見つけたエイミーは自分達が食べてるのはサマンサの肉だと気づき、皿を割ってのどを切って自害します。
なかなか考えるとぞっとします。
グリーンインフェルノ:ラストの衝撃
「グリーンインフェルノ」のラストシーンは、最も記憶に残る瞬間の一つとなっています。
それはジャスティンが仲間を裏切ったアレハンドロを助けずに逃げたことで、当然アレハンドロは死んだと思われていました。
ところがエンドロールに入ってアレハンドロの妹が、衛星画像で全身黒塗りのアレハンドロを見つけたとジャスティンに問い合わせてきます。
画像が悪いので100%アレハンドロとは言い切れませんが、流れから言ってアレハンドロのようです。
逃げ延びて密林で生活しているのか、可能性は低いですが食べられそうになった先住民族に迎え入れられたのか・・・??
グリーンインフェルノ:グロいシーン
女の部族長がパイレーツオブカリビアン的なメイクというかいでたちで、んんっ!?と思いましたがこの人ものすごいです。
グロいシーンはありますが、それほど強烈ではありません。
なんというか殺す先住民族のほうは豚や鶏と同じで人を食べるというよりただ食事をしてるという感覚のようで、調理されてるのがたまたま人間という変な錯覚もちょっと感じてしまいます。
グリーンインフェルノ:感想
映画のオープニングからジャングルの密林のシーンが続きますが、なかなか密林感味わえてワクワクします。
これナショジオとかの作品なら、思い切り緑を満喫できていいのですが^^
ジャスティンが帰国してから、相変わらず環境に熱心な学生たちは集会を開いていますが、その彼らのTシャツにはアレハンドロの似顔絵がプリントされていました。
おそらくアレハンドロの意思を継ぐという意味か、もしくはアレハンドロを命を懸けて先住民族を救おうとしたヒーローだと祭り上げたのでしょうか?
食人族の映画ですが最初と最後に環境活動のシーンがあるのは、ある意味監督がただのホラーじゃないんだよってアピールしてる印象でした。