『ぼっちざろっく』ゆり?面白くてハマる!お父さんの顔が・・あらすじ感想!

『ぼっちざろっく』
『ぼっちざろっく!』は、はまじあきによる4コマ漫画が原作の日本のアニメ作品で、2022年10月から12月まで放送されました。この作品は、人見知りでコミュニケーションが苦手な高校生・後藤ひとりが中心となり、彼女が音楽バンド「結束バンド」での活動を通じて成長していく様子が描かれています​。

このアニメは、「ニュータイプアニメアワード2022-2023」で作品賞、監督賞、主題歌賞を獲得するなど、高い評価を受けています。また、「Anime Trending」主催の第9回アニメトレンドアワーでは年間最優秀賞を含む8冠を達成しました。2024年には、劇場総集編の前編と後編が公開予定です​。

『ぼっちざろっく!』は、孤独や不安を抱える人々に向けた共感を呼ぶストーリーと、バンド活動を通じたキャラクターたちの成長物語が魅力の作品です。

目次

ぼっちざろっく:あらすじ

後藤ひとりは、バンドに憧れるものの極度の人見知りで友達が作れずにいました。しかし、高校入学を機に「絶対にバンドをやる」と意気込みますが、入学後も友達ができない日々が続きます。そんな彼女の人生が大きく変わるきっかけが訪れます。ある日、ギタリストを探していた伊地知虹夏に出会い、彼女と山田リョウ、そして後に喜多郁代が加わり、「結束バンド」を結成します。バンド活動を通じてひとりは徐々に自分を開放していく中で、様々な人との出会いや経験を通して成長していきます

ぼっちざろっく:キャスト

登場人物

  • 後藤ひとり(声:青山吉能):主人公で、ギターを担当。極度の人見知り。
  • 伊地知虹夏(声:鈴代紗弓):バンドのドラム担当。バンドのリーダー的存在。
  • 山田リョウ(声:水野朔):バンドのベース担当。無口で無表情だが、優れた演奏テクニックを持つ。
  • 喜多郁代(声:長谷川育美):バンドのボーカル兼ギター。赤髪が特徴的で、優れたコミュニケーション能力を持つ​

ぼっちざろっく:ゆり

ほぼ女性たちがメインのこのアニメですが、ネットでは”百合アニメなの?”という会話が繰り広げられているのを知って驚いています。その受け止め方は人色々ですから、違う!と言い切るのも違うのかもと思っています。そもそも”百合アニメ”の意味するものとはどういったものなのでしょうか。

私はこれまでは女性同士の恋愛模様が描かれているのがそうなのだと思っていましたが、今は友愛などもっと広い意味合いを持っているようです。友愛という言葉も調べてみると、まぁその字の通りなのですが”友人間などの愛や友情”を指すみたいで、それならこの「ぼっち・ざ・ろっく!」も広義で「ゆり」と言えるのかも知れません。個性爆発のひとりを変な目で見ないメンバー達の、いつも愛のある包み込むような対応が素敵です。

ぼっちざろっく:面白い

絵の感じが自分の好みではなく観ようかどうか少し躊躇していましたが、題材が好きなロックバンドを結成して行くストーリーという事で、最初は余り大きな期待も無く観て行きました。しかし、この主人公の陰キャで個性的な「後藤ひとり」のハチャメチャな独りよがりの言動とアニメの表現方法が面白くて、すぐにハマっていきました。

この「ひとり」がとにかく自分に自信がなく、学校でも声をかけられたい気持ちは強いけれど自分からは全く行動できないジレンマを抱えているのは、大なり小なり誰にでも持った事のある気持ちではないでしょうか。しかし、1人家でギターを鍛錬していく努力家でもあるのに、何事にも自己肯定感が低すぎる彼女なので、いつのまにか自然と応援する気持ちで観られるのも良い点でした。

ひょんな事から「結束バンド」として音楽活動をする事となったものの、最初は段ボールに隠れて演奏しちゃったり、自信が無くてぺらっべらな形になってみたり、ぬるっとゴミ箱に入り込んでみたり、モザイクかかっちゃったりと、彼女の心象風景が特に面白いです。さらに作中で流れる音楽も良い感じです。

最後の文化祭での演奏の様子も、前半は皆の顔に影がかかっていて少しうつむき加減に演奏しているので、ちょっと自信のなさがうかがえます。そしてひとりがギタートラブルを乗り越えてからは、みんなの顔から影が無くなるのでどんどん自信を持って演奏しているのが分かって、そういう細かな演出も良い感じでした。

ぼっちざろっく:お父さん

ひとりのお父さん・後藤直樹が持っていたギターがきっかけで、山あり谷ありでしたがひとりはバンド活動に参加できるまでになっていきます。お父さんはひとりが動き出す最初のキッカケを与えているし、時折でてくる様子は温厚な人柄で、家族を温かく見守っているのが分かります。

いつも顔がハッキリ見えないと少し話題に上がっている様ですが、私が思うにはメインの少女たちに比重をかけている分、余り出番がないしフォロー的な立ち位なのでそういう事にしている気がしています。そのお父さん・お母さんやメンバー達はひとりを肯定的に見てくれているので、妹の姉に対する口調の厳しさがピリリッとしていて、香辛料的役割をしていて良いバランスだと思いました。

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