「エヴァンゲリオン」はテレビアニメ版、旧劇場版、新劇場版(リビルド)と作品が複数あり、どの順番で観ればいいの?と特に迷いやすい作品になっています。この記事では、初めて見る人向けのおすすめ順番と、作品世界の時系列で観たい人向けの順番をわかりやすく紹介します。「エヴァンゲリオンをちゃんと楽しみたい」という人は、自分に合った観方を見つける参考にしてみてください。
エヴァンゲリオンの観る順番はこれ!
出典元:Netflix Japan
多くのファンに愛されているエヴァンゲリオン。そんなエヴァンゲリオンですがアニメと映画の観る順番について、シリーズが長いため迷ってしまう人も多いかと思います。初めて見る人にお勧めの順番と、時系列でみたい方にお勧めの順番をまずは紹介していきます。
初めての人におすすめの順番
初めての人におすすめなのは、次の順番となっています。
- テレビアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』(全26話)
- 旧劇場版『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 Air/まごころを、君に』
- 新劇場版(リビルド)
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
- 『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』
まずは原点となるアニメ版から見ることをお勧めします。アニメ版でエヴァンゲリオンの基本的な世界観や用語、キャラクターが登場するため、アニメを見た後に劇場版を見るとより理解がしやすくなります。初号機、NERV、セカンドインパクトなど、後の作品でも何度も出てくるキーワードを理解することもできます。
テレビアニメ版を見終えたら、旧劇場版『Air/まごころを、君に』→新劇場版を続けて観ると、流れが自然です。TV版25・26話をそのまま観ても良いですが、エヴァの終盤をより映像的に体験したいという人は旧劇場版まで行き着くと満足度が高くなります。
時系列で観たい人向けの順番
作品世界の流れを優先したい人は、次のように観る方法もあります。
- テレビアニメ版(1話~24話)
- 旧劇場版『Air/まごころを、君に』(テレビ版25・26話の別解釈の完結編として)
- 新劇場版シリーズ(『序』『破』『Q』『シン』)
新劇場版は世界観を再構築した別ラインの物語と考えられるため、「アニメ+旧劇」をひとつの世界として押さえた上で、新劇場版はもう一つのエヴァとして楽しむイメージを持つとわかりやすいと思います。
アニメと新旧劇場版の概要
ここからは、エヴァンゲリオンのテレビアニメ版、旧劇場版、新劇場版(リビルド)のそれぞれの概要を説明していきます。
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』とは?
テレビアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』は、全26話のTVシリーズです。謎の敵“使徒”の襲来に対抗するため、主人公・碇シンジがエヴァンゲリオン初号機に乗って戦う、いわゆる原点となる作品です。前半はロボットアクションと学園ドラマ的な要素が強めですが、話が進むにつれてキャラクターの心理描写や哲学的なテーマが前面に出てきます。特に終盤(25・26話)は、内面世界に踏み込んだ演出が有名です。
旧劇場版(Air/まごころを、君に)とは?
旧劇場版『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 Air/まごころを、君に、』はテレビアニメ版の別バージョンのラストとして制作された映画になっています。アニメ版の25話・26話では抽象的だった部分を、より具体的に描き直しています。世界崩壊のスケール感や戦闘シーンも映画らしくスケールアップしており、エヴァの一つの終着点としてみておきたい作品です。
新劇場版(リビルド)シリーズとは?
新劇場版(リビルド)シリーズは、テレビアニメ版をベースに、物語や設定を大胆に再構築しており、4部作となっています。タイトルが今までとは違う『ヱヴァンゲリヲン』になっているのも、同じでありながら別物であるということを示しているといわれています。
最初の『序』はTV版前半に近い展開ですが、『破』の途中あたりからオリジナル要素が増え、『Q』以降はほぼ新しいストーリーへ大きく舵を切ります。最終作『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』で、この新劇場版としての物語が完結します。
アニメと映画の違いをわかりやすく解説
それぞれの概要を紹介しましたが、テレビアニメ版と映画版では内容にどのような違いがあるのでしょうか。テレビアニメ版と映画版には以下の大きな違いがあります。
キャラクターや設定の違い
アニメ版と映画版とでは、キャラクターの描かれ方や関係性にも違いがあります。新劇場版では、マリのような完全新規キャラクターが登場するほか、既存キャラのセリフや行動も大きく変わっている場面が多くみられます。また、組織の構造や目的、世界の成り立ちなど設定面もアップデートされているため、同じ名前のキャラでも別の人生を歩んでいるような印象を受けることがあります。
結末の違い
テレビアニメ版の結末は、キャラクターの内面世界に深く入り込んだ抽象的な演出が中心で、見る人による「解釈の余地」がかなり大きいラストになっています。旧劇場版は、世界の崩壊と再構築をより外側の視点から描き、「あのとき何が起きていたのか」を映像として提示する形の結末です。一方、新劇場版『シン・エヴァ』は、過去作も踏まえたうえで、ある種の区切りを感じさせるラストになっており、シリーズ全体に対するひとつの答えと受け取る人も多いです。
なぜラストが違うものを描いたのか?
エヴァンゲリオンを作った庵野監督は、アニメ版と劇場版のそれぞれ結末が違うものを長い年月をかけて描いてきました。ここまで時間をかけた理由はなんだったのでしょうか?
監督の精神的な疲労
シン・エヴァンゲリオン劇場版の公開までには、シリーズ開始から約14年、前作から9年という非常に長い時間がかかりました。その理由の一つとして、庵野監督自身が、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の制作後に大きな精神的疲労を抱えたことがあげられています。
責任のある立場から解放されたいという意向が制作の遅れにつながったと考えられています。
完璧な結末
またもう一つの理由として、制作側が完璧な完結を目指し、何度も物語の筋書きや脚本を見直したことも理由として挙げられています。これまでのテレビアニメ版や旧劇場版とは異なる物語の「決着」をつけることに時間がかけられたといいます。特にQからシンにつながる空白の14年をどう描くか、精神的な救済をどう映像化するか悩みぬかれた末の完成だといわれています。
まとめ
エヴァンゲリオンのアニメと映画の見る順番についての紹介でした。もし見る順番で迷ったら、「テレビアニメ版 → 旧劇場版 → 新劇場版(序・破・Q・シン)」という流れをひとつの基準にすると迷いにくくなります。作品数が多く、語られてきた時間も長い分、「こう見るべき」という正解はありません。自分の好みや視聴できる時間にあわせて、無理なく楽しめる順番を選んでみてくださいね。
