『ファーザー』 認知症という題材を患者の視点で描いた人間ドラマ

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NETFLIXで配信されているオススメ映画をご紹介します。

 映画『ファーザー』は名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。日本では2021年に公開されています。

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キャスト

監督

フロリアン・ゼレール

脚本

クリストファー・ハンプトン

フロリアン・ゼレール ⇒2021年アカデミー脚色賞を受賞!

メインキャスト

アンソニー・ホプキンス ⇒2021年アカデミー主演男優賞を受賞!

オリビア・コールマン ⇒2021年アカデミー助演女優賞でノミネート。

※他にも『作品賞』『編集賞』『美術賞』でノミネートされました。

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映画の内容は?

ロンドンで独り暮らしをする81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は認知症により記憶が薄れ始めていたが、娘のアン(オリビア・コールマン)が手配した介護人を拒否してしまいます。

そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられます。しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、ここは自分とアンの家だと主張。

そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずですが、その姿はありません。現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着きます。

・・・

という様に、認知症によって現実がぐちゃぐちゃになっていく様子を描いた映画となっています。

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映画のおすすめポイント① 

認知症の主人公視点で描いているのが凄い!

認知症の主人公視点で描いているのが凄い!

認知症を題材にした映画は大体が、認知症患者の家族が辛いけど頑張って介護するといった内容が多くあります。

 ですが、この映画は認知症の主人公には世界がどう見えているのか?という視点で描いているので

 ◆全く知らない人が「私はあなたの娘よ」と言ってきて怖い

◆住み慣れた家の廊下を曲がると、全く違う家に変わっている

◆朝だと思ったら、もう夜だった

 

こんな感じである意味ホラーの様でもあり、主人公のことを周りの人たちが騙している様にも感じるので、ミステリーの様な映画にもなっています。

映画のおすすめポイント②

主演のアンソニー・ホプキンスの演技が凄い!

アカデミー主演男優賞を受賞しているので間違いなく凄いのですが、認知症の主人公の視点で描いているので彼自身は全く認知症の様な振る舞いをしません。

 自分自身は正常なのに、周りの世界だけが常に違和感がある。そんな演技によって観客自身が認知症を追体験したような感覚になります。

またこれはあくまでも推測なのですが、おそらく撮影は、映画の順番通りには撮影していないと思われます。アンソニーが朝だと思ったら夜だったり、自分の部屋だと思ったら病院だったりといった様に、続けて撮影できないシーンが編集によってつながれているからです。

 アンソニーが次第に混乱していき、認知症の度合いを強めていくのはおそらく、編集によって初めてそう見えているのだと思われます。

 つまり撮影自体は、

 

混乱してないアンソニーを撮影

かなり混乱しているアンソニーを撮影

少し落ち着いたアンソニーを撮影

 

など、認知症の度合いをその都度アンソニー・ホプキンスが加減してシーンごとに演技しているということです。なのに、映画を観ると一連の流れで主人公が体験している様に見えてしまう!!

 アンソニー・ホプキンスの演技には是非注目してみて下さい!

映画のおすすめポイント③

編集&美術も凄い!

これもアカデミー賞でノミネートされているので言うまでもなく凄いのですが、そこにも注目して見て頂くと面白いと思います!

 とにかくバラバラに撮影しないと現実的に無理なはずの認知症のアンソニーには、「こう見える世界」を表現するために色々な仕掛けがたくさんありますので注目してください!

最後に

映画『ファーザー』は、とにかく「認知症は病気」なのだと認識させられます。

認知症の主人公を追体験することによって、共感できたという経験を基にして家族や周りの人たちに優しく接することができたらこれはまた映画の力だと思います。 オススメです。

 

 

 

 

 

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