天まで届く巨大な豆の木がある日、突然現れたら、あなたは登りますか?
本作は、イギリスの童話「ジャックと豆の木」を基に制作されたファンタジーアドベンチャー映画で、2013年に劇場公開後、現在はアマゾンプライムから配信されています。
概要
アメリカのベテラン監督ブライアン・シンガーが総力をあげて製作した作品で、ほとんどの撮影は、過去に様々な映画の撮影現場となったアイルランドとイギリスの名所で行われました。
2013年のカリフォルニア・ハリウッドでプレミアム上映後、可もなく、不可もない評価を受けつつも、最終的には映画全体として複数の賞にノミネートしています。
映画の印象を位置づけるサウンドトラックのこだわりもあり、大人も子供も見やすい映画として定評がある作品です。
あらすじ
かつて王国を巨人から救おうと、巨人が住む天空の国につながる太く聳えた豆の木を切り落とした人間の王がいました。1000年後、その出来事は国の伝説として語づがれ、密かに村の修道士は代々受け継がれる魔法の豆を管理していました。農家の青年ジャックは言葉巧みに修道士から馬と引き換えにその豆を手にし、家に持ち帰ります。
その夜、大豪雨となり、ジャックの家にある女性が雨宿りに訪れます。その女性がイザベル女王と察したジャックは、快く迎え入れ2人は話が弾みます。
翌朝、豪雨の水で高く成長した豆の木がイザベル女王を巻き込み聳え立っていたことで、国王は騎士団長エルモントとイザベルの婚約者ロデリック卿と共にジャックの先導で天空の国へ登ります。
しかし、そこには想像も絶する巨人たちと、今も人間の世界を狙う恐ろしい目論見がありました。
キャスト
・主人公ジャック:ニコラス・ホルト (ウエンツ瑛士)
・プリンセス・イザベル :エレノア・トムリンソン (平愛梨)
・護衛エルモント:ユアン・マクレガー (森川智之)
・ファロン将軍 :ビル・ナイ (ガレッジセールのゴリ)
・ロデリック卿: スタンリー・トゥッチ (内田直哉)
・ブラムウェル王 :イアン・マクシェーン (佐々木勝彦)
・フィー :コーネル・ジョン (スリムクラブの真栄田賢)
・ファイ : アンドリュー・ブルック (千原兄弟の千原せいじ)
感想
巨人を支配するには王冠が勝利の鍵でもあり、ジャックの勇敢さと、エルモントの華麗な対戦シーンが見どころです。また、巨人の国での生活風景や迫力ある巨人軍の襲来に、人間がどう立ち向かっていくのか最後まで目が離せません。残った豆がどうなってしまうのか、ハラハラ、ドキドキさせられるので、高所恐怖症の人にはビビるシーンが満載です。ロデリック卿の裏切り行為、ジャックとイザベル王妃の関係も気になるところです。
日本での公開に伴い日本語吹き替え版も制作され、有名タレントや芸人の声優にも話題となった映画です。