『桜のような僕の恋人』気まずい シーンは?おばあちゃんになる病気とは?エンドロール後も注目!

桜のような僕の恋人 気まずい シーン

物語は

美容師の美咲(松本穂香)に一目惚れした晴人(中島健人)は、彼女をデートに誘う勇気を出します。

美咲にふさわしい人になるため、晴人は再びカメラマンになる夢を追い始めます。

しかし、美咲は人よりも早く老いてしまう難病に罹っていることを知ります。

晴人と美咲は、異なる時間を生きる現実に直面しながら、二人なりの愛の形を見つけ出そうとします。

監督: 深川栄洋

出演: 中島健人, 松本穂香, 永山絢斗, 桜井ユキ, 栁俊太郎, 若月佑美, 要潤, 眞島秀和, 及川光博

脚本: 吉田智子

春の桜の下で、美容師の美咲に恋をした晴人は、彼女とのデートを楽しみにしています。

美咲の事故による失敗から始まった関係は、晴人がカメラマンとしての夢を追いかけるきっかけとなります。

しかし、美咲は早老症を患っており、晴人との時間が限られていることを知ります。

彼女は病気を隠し、晴人との最後の時間を大切に過ごしますが、結局彼を遠ざけてしまいます。

晴人は美咲の病気を知り、彼女を支えることを決意しますが、美咲は写真展の後、この世を去ります。

晴人は深い悲しみに暮れますが、美咲からの手紙を読んで再び前を向く決意をします。

春が再び訪れ、晴人は桜の木の下で美咲の思い出に浸りながら、カメラを構えます。

美咲の写真はないものの、彼女の記憶を心に留めながら、新しい季節の写真を撮り続けます。

桜のような僕の恋人:気まずい シーンは?

親子などでちょっと気まずいなというか、恥ずかしいなという場面は51分前後で美咲と晴人のセックスシーンがあります。裸が見えるわけではありませんが、明らかに行為中というものなので一応書いておきます。

ただ物語の中では二人の人生ではとても重要なシーンなのでアダルト映画とは全く意味合いが違います。

美咲にとっては人生の時間が残り少なくなって、人の何倍も早く老いていく以上急ぐ必要があった気持ちが現れる場面です。

好きな人とどうしても済ませておかなければならないという美咲の病気の事情もあって、美咲にとっての病気の深刻さもこのシーンで感じ取れます。

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桜のような僕の恋人:おばあちゃんになる病気?

この映画の中で美咲が老婆というかおばあちゃんになってしまう病気の病名は早老症という病気です。

私の頭の中の消しゴムという若いのにアルツハイマーになってしまい好きな人の顔も忘れてしまうという現実にもある病気の韓国映画も泣きました。

そしてこの映画ではまだ20代半ばなのに発症すると程度の差はあれ、1年くらいという猛スピードで老化してしまう絶望的な病気の物語です。

早老症とは

早老症(ウェルナー症候群)とは、非常に珍しい遺伝的疾患で、患者は通常の人よりもはるかに早く老化の兆候を示します。

この病気は、子供たちに影響を及ぼすことが最も一般的であり、その症状は通常、生後最初の数年間で明らかになります。

早老症の主な特徴は次のとおりです:

早期の老化の徴候:皮膚のたるみ、関節の硬直、全身性の脂肪減少、毛髪の脱落(脱毛症)など。
成長の遅れ:身体的な成長が遅れ、低身長や低体重が見られることが多い。
心血管疾患:若年で心臓疾患や脳卒中を経験するリスクが高い。
骨の異常:骨が脆くなりやすく、通常よりも簡単に骨折する。

早老症の子供たちは知能面では通常の発達を示しますが、身体的な特徴と健康上の問題は、彼らの生活に大きな影響を与える可能性があります。

現在のところ、早老症の根本的な治療法は存在せず、治療は主に症状の管理と患者の生活の質の向上に焦点を当てています。

桜のような僕の恋人:気づかない

この映画の最大の切ないポイントがラストのほうで晴人の写真展を見に行った美咲が写真展から帰る途中、老人であるので雪道で力尽きて倒れこんでしまったシーンです。

美咲の弟から美咲が写真展見に行ったぞと言われ、慌てて写真展に戻りますが、途中で倒れこんだ老婆を見つけます。

美咲は晴人に会えた喜びで起き上がろうと笑顔になりますが、晴人から出た言葉は「大丈夫ですか?」の一言でした。

晴人はその老婆が美咲だと気づかなかったのです。

この老婆が美咲だと気づいたのは美咲がお星さまに旅立った後のことで、後悔してもしきれない感情が思い切り共感できました。

桜のような僕の恋人:印象に残った感動場面

自分の感動シーンというか一番印象に残った場面は、ふすま越しの会話のシーンです。

自分がすぐ病気でおばあちゃんになると分かった美咲が、晴人にわざと他に好きな人ができたと突き放して別れます。

ただ妹の晴人君に会いたいという本心を知ってしまったお兄さんが、美咲に内緒で晴人に病気の事実を伝えます。

 

晴人はおばあちゃんになった姿を見られたくない美咲を気遣って、美咲のいる部屋の前でふすま越しに何度も来て思い出話などをします。

その時のおばあちゃんのうれしそうな顔が本当に、見ていても幸せを感じれる場面でした。

とてもいいシーンだと思います。

桜のような僕の恋人:エンドロール後

桜のような僕の恋人:エンドロール後

桜のような恋人のエンドロール後に東京タワー前で桜の写真を撮ってる晴人のシーンが出てきます。

その晴人がのぞくファインダーの中に美咲が映り込んで振り向いて笑顔を振りまいてます。

その振り向いた笑顔のかわいい一枚の写真が、美咲をしっかりとらえていました。

 

ただオープニングのシーンで晴人が桜の写真を撮っているときに何かに気が付いて、驚いたように一方向に見入ってるシーンがありました。

エンドロール後のシーンでは耳に傷が無いので、過去のシーンだと思います。

 

なので自分の勝手な解釈では、エンドロール後の美咲のシーンは実は晴人の記憶のファインダーにかすかに記憶されていて

オープニングの美咲の死後同じ場所で写真を撮っていた時に奇跡的にふと、美咲と出会っていたシーンが呼び覚まされたのかな??

と思いました。

 

ちがってたらすみません^^汗

いずれにしても重い話ですがラストの美咲の笑顔で不思議とハッピーエンドな気分になりました。

 

 

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