本作は原作のスペイン漫画ポーラを基にし、デンマーク人ベテラン俳優マッツ・ミケルセンを主演に制作されたスリラーアクション映画です。
主要な撮影はカナダで行われ、歌手で女優のヴァネッサ・ハジェンズ、カナダ出身の女優キャサリン・ウィニック、イギリスのコメディアンで個性派俳優マット・ルーカスが出演しています。
キャスト
・ダンカン・ヴィズラ / ブラック・カイザー 役:マッツ・ミケルセン(井上和彦)
主人公。定年を二週間後に控えたダモクレス社の凄腕の暗殺者。
・カミーユ 役:ヴァネッサ・ハジェンズ(坂本真綾)
ダンカンの引退後の家の隣人。心に傷を負ってる。
・ブルート 役: マット・ルーカス(遠藤純一)
ダモクレス社の社長。支払う予定の退職金を狙って定年間近の社員の暗殺を企てる。
・ヴィヴィアン 役:キャサリン・ウィニック(本田貴子)
会社と暗殺者の連絡係。
・ポーター 役リチャード・ドレイファス(辻親八)
ダモクレスの元社員で、かなり昔に定年を迎え引退した暗殺者の老人。
・ローマス 役:ジュリアン・リッチングス
長年のダンカンの会計士。
・ジャスミン 役:アイーシャ・イッサ
ダンカンの昔馴染み。
あらすじ
国際的な暗殺請負会社ダモクレスの元殺し屋マイケルは50歳の定年を迎え、数百万ドルの退職金と年金を貰って悠々自適の引退生活を送ろうとしていたが、若手殺し屋チームによって不意打ちで殺されてしまいます。
凄腕暗殺者ダンカンも数週間で引退を迎えようと、人里離れた寒い小さな街で引退後の静かな生活に備えていました。そこの近所に引っ越してきたカミーユと、用心深いダンカンは防衛方法を教えたり、親しくなっていきます。
そんな頃、ダモクレス社の新社長ブルートは暗殺者の定年退職金を巻き上げようと、殺し屋チームを使い、暗殺を企て、ダンカンの居場所を突き止めます。
ブルートの攻撃に1人で立ち向かうダンカンと、犠牲になりながらもダンカンの正体を知っていくカミーユは過去の出来事を向き合っていきます。
感想
主演マッツ・ミケルセンのアクションと痛々しいシーン、冷酷に襲ってくる若手殺し屋にも屈しないスパイアクション映画としては見逃せない作品です。
それぞれの殺し屋がとても個性的で、かなり衝撃的な描写もありながらも、最終的に悪党を追い詰めていく主人公の姿に目が離せません。
ブラック・カイザーと名高い最強の殺し屋とカミーユの過去に何があったのか、ただのアサシン映画では終わりませんでした。