2017年に配信されたSFアクションスリラー映画「セブン・シスターズ」は、ネットフィリックスから限定で公開されたオリジナル作品です。配信後、大反響を得て、現在では他の配信サービスでも視聴することができます。
主演のノオミ・ラパスとは?
スウェーデンの実力派女優で、スカンジナビアでの長年に渡り舞台やテレビドラマ、国内映画に出演していた経歴の持ち主です。
2009年の「ミレミアム・シリーズ」でスウェーデンの大物実業家の不正を暴くために、ジャーナリストのアシスタント役で一躍海外でも知られる女優へと転じ、2011年に映画「シャーロック・ホームズ:シャドウゲーム」に抜擢されたことで、本格的に国際派女優として注目を集めるようになりました。
その後も、個性的な役柄と中性的なキャラクターを生かした難しい配役で、数多くの映画に出演し、日本で公開されている映画の日本語吹き替え版では、日本の声優で女優の朴 璐美が主に担当しています。
世界で公開されている映画から、国際映画祭などで数多くの賞を受賞し、女優として地位を確立しています。本作では、7人の個性的な姉妹を1人で見事に演じていることで話題となりました。
映画「セブン・シスターズ」のあらすじ
地球の異常気象と人口変動が深刻化した21世紀半ば。戦争や難民問題が深刻した結果、ヨーロッパ連合が唯一、国家として国民を管理する強固な体制が執行されていました。
統制を施行する生物学者によって強制的に人口が制御される中、セットマン家で七つ子の姉妹が誕生し、それぞれ週の名前がつけられました。
厳しい父親の言いつけを守ってきた姉妹たちは、30歳を迎えたある日、7人のうちのマンデーが外出したまま、戻らなかったことを機に姉妹は政府から命を狙われます。逃亡するため、それぞれの個性を生かしながら陰謀に立ち向かうのですが。。
映画「セブン・シスターズ」の見どころ
そっくりの姉妹7人の個性を見事に主演ノオミ・ラパスが演じており、誰が誰かわからなくなってしまわないように、髪型やファッションに注目したい演出です。
超管理社会で一人っ子政策が施行される中、姉妹7人はカレンという1人の人物をして生活していることも面白い設定です。
また、姉妹と関わる登場人物も誰が誰だかわからなくなってしまうことも、カモフラージュとして姉妹が見事に力を合わせて、助け合おうとする姿が見どころです。
近未来を描いたテクノロジーや風景など、一体姉妹はどうなってしまうのか息を呑んでしまう展開です。
感想
主演のノオミ・ラパスの7人を見事に分けた演技と、今の地球が抱える問題を未来社会として描かれている物語が素晴らしい作品です。
毎日入れ替わり外出する姉妹が、その日の出来事を家で話す日常から一点、1人が姿を消したことで実社会の現実を知ることになっていくあたりが、怖さも感じます。
果たして、セットマン家の7人姉妹はどうなっていくのか、上映時間2時間弱たっぷり楽しめるスリラー映画です。サブスク拡大に伴い、気になった方は是非視聴してみてはいかがでしょうか。