『私の頭の中の消しゴム』は実話?その後や原作、ラストのコンビニシーンの意味。許すことは・・・

私の頭の中の消しゴム その後

愛は、記憶を超える力があるのでしょうか?

映画『私の頭の中の消しゴム』は、この問いを中心に展開する感動的な物語です。

若くしてアルツハイマー病に侵されたスジン(ソン・イェジン演じる)と、彼女を決して諦めることなく愛し続ける夫チョルス(チョン・ウソン演じる)のラブストーリーを通じて、私たちは愛の真の意味を再発見します。

病気が徐々に彼女の記憶を奪っていく中で、二人の間に流れる深い絆と、変わらぬ愛情が心を打つのです。

この映画は、忘れられない思い出と、それを取り巻く美しくも切ない現実を描き出し、深い感動を呼び起こします。

 

監督: イ・ジェハン

出演: チョン・ウソン, ソン・イェジン, ペク・チョンハク, イ・ソンジン, パク・サンギュ, キム・ヒリョン, ソン・ジヒョン, キム・ブソン, イ・ハン, チャン・イナン, クォン・ビョンギル, シン・チョルジン, キム・ジュンギ

脚本: イ・ジェハン

「私の頭の中の消しゴム 」のその後が気になります。

このまま記憶が亡くなっても二人は幸せであってほしいと思います。

ただ現実はかなり大変です。

自分事ですが父がアルツハイマーで後に亡くなったのですが、薬で症状を数年遅らせることはできても治療はなかなか困難だそうです。

最近アルツハイマーの治療薬の承認がどうのこうのとニュースになっていましたので、今後はもっと有効な薬ができるのだと思います。

実際に「どなた様でしたっけ?」と言われたときは凍り付きました><

ある意味死よりも残酷だというこの映画に強く共感を覚える次第です。

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私の頭の中の消しゴム:実話?原作は?

韓国映画「私の頭の中の消しゴム」は、2001年に読売テレビで放送された日本のテレビドラマ「Pure Soul〜君が僕を忘れても〜」を原作としています。

なのでフィクションという事になります。

このドラマでは、永作博美と緒形直人が主演を務め、重い病を背負った妻と彼女を一途に支える夫の深い愛の物語が描かれています。

この感動的な物語は、後に2004年韓国で映画化され、多くの人々に愛される作品となりました。

 

私の頭の中の消しゴム:ラストのコンビニシーン。

映画『私の頭の中の消しゴム』でラストとのコンビニのシーンはとてもよかったですよね。

記憶がほとんど消えかけたスジンのために、お医者さんや家族などが集まったコンビニにチョルスが連れてくる場面。

スジンは「ここは天国?」と言います。

一般的に死んでしまったら天国に行って先に逝った方たちと再会するイメージですが、スジンにとっては記憶から消えかけてた懐かしい人に会えてまさに天国と感じたであろういいシーンでした。

私の頭の中の消しゴム:あらすじ

映画『私の頭の中の消しゴム』は、複雑な恋愛関係と深い人間ドラマを描いた作品です。

 

主人公のキム・スジンは、不倫関係にあった上司との駆け落ち計画が失敗に終わり、失意のうちに職場と実家に戻ります。

家族は彼女を暖かく迎え入れますが、会社では異動を命じられ、孤立感を味わいます。

 

そんな中、父親の提案で、彼が社長を務める建築会社の新しいビルの視察に同行することになります。

建築現場でスジンは、偶然、以前コンビニで出会った男性、チェ・チョルスと再会します。

彼女は以前、彼のコーラを間違えて持っていったことがあり、そのことを申し訳なく思っています。

 

後に、スジンは店舗の改築に関わる業者として父親にチョルスを紹介してもらいます。

改築作業中、スジンはコンビニでコーラを買う際、再びチョルスと遭遇し、彼から小さないたずらをされます。

 

ある日、スジンは偶然を装い、チョルスの後をつけます。

2人は互いに惹かれ合い、やがて恋人関係になります。

チョルスは建築士の試験を受けるために努力し、スジンは彼を支えるために手作りのスーツをプレゼントします。

 

しかし、幸せな時間も束の間、スジンの父親がチョルスに会いたいと言い出し、2人は結婚についての議論を始めます。

スジンは家族との食事の席で結婚の話を切り出しますが、チョルスは無言のままで、スジンは失望します。

その後、スジンは突然意識を失い、チョルスによって救われます。

これを見たスジンの父親は、2人の結婚を承諾します。

 

幸せな結婚生活を送る中、スジンは自宅への帰り道を見失い始め、次第に健忘症の兆候を見せます。

チョルスは彼女のために台所を新しく改装します。

 

医師の診断により、スジンは若年性アルツハイマー病であることが判明し、彼女はこの病気をチョルスに明かすことができずにいます。

 

スジンの病状は進行し、彼女は自分の現状に絶望します。

チョルスは妻の世話をするために全てを捧げ、スジンはチョルスのことを忘れることを悲しみます。

 

しかし、チョルスは彼女の思い出を守ることを誓い、2人は共に困難に立ち向かいます。

 

映画の終盤、スジンはチョルスとの思い出を取り戻すため、彼らが初めて出会ったコンビニへ向かいます。

そこで、スジンは奇跡的にチョルスとの思い出を取り戻し、一時的に幸せな時間を過ごします。

 

 

私の頭の中の消しゴム:許すことは

許すということは心の部屋をひとつ開けること

チョルスが自分の母親を憎み続けてることに対しスジンが言った言葉です。

憎しみってなかなか頭の中から消し去るのは難しいですよね?

でもスジンの言う通り

例えば頭の中に1000の部屋があったら、その一つを憎しみが居座ってるより開放して、もっと素敵な感情を住まわせたほうが良いという考え方のようです。

もしスジンのような考えが当たり前の世の中なら争いも随分減るでしょうね^^

私の頭の中の消しゴム:感想

自分の父がアルツハイマーだったので、興味深く見ました。

記憶を失うことは死よりも怖いなと思います。

 

作品ですが

やはりスジンがとてもかわいいし、チョルスも超男前で定番ではありますが作品にのめりこんでしまいます。

ただ2時間物という事でしょうがないのですが、二人の出会いからひかれあうまでの時間がもう少しあったらより感情移入できたのになと思います。

逆に2時間でよくここまで詰め込んだともいえますが。

 

この作品を見た人なら多分自分が同じ立場だったらどうだろうと想像してみたのではないでしょうか?

自分ならやはり自分の記憶がなくなるのは恐ろしいですね。。

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