ことの始まりはある地方自治体の職員たちが、人里離れたホテルで息抜きを兼ねた研修旅行に参加するところから始まります。
最初は何の変哲もない研修旅行でした。
しかし、突如覆面の殺人鬼が参加者を殺害する事件が起こり、平穏な研修旅行が一変し悪夢の研修へと変貌します。
本作の見どころは、殺人鬼が引き起こすサスペンスホラーとしての恐怖と併せ、自治体職員が極限状態に陥った環境で見せる人間の醜さや仲間内の関係性の亀裂、汚職の告発等、日常生活では垣間見ることができない人間模様を体感することができる作品です。
本作品は殺人鬼の狂気さにフォーカスを当てるのではなく、殺人鬼がいる空間に存在している人間の心理状態を事細かに表現している映像です。
ザ・カンファレンス:見どころ
この作品の見どころは、スプラッター映画では珍しく、殺される人たちがみんな結構高齢であり、殺人鬼側にもしっかりとした動機があるということです。
よくあるスプラッター映画だと、怪しい場所ではしゃぎまくる若者たちが殺されるのが普通なので、そのお約束をあえて外しているのが伝わってきます。
さらにこの作品はストーリーが進むテンポが軽快なため、全く中だるみなども感じないで最後まで突っ走っていく感じが最高でした。
着ぐるみの顔をつけた殺人鬼のビジュアルもなかなか強烈で、顔は可愛いのにやっていることはかなりえげつないというギャップを楽しむことができます。
殺し方にもいろんなバリエーションが用意されているので、グロい映画が好きな人にはたまらないと思います。
誰が生き残るか予想しながら見ると、さらにドキドキできるのでオススメです。
まとまりのない自治体職員たちは、息抜きを兼ねた研修旅行で片田舎を訪れる。だが、そこで彼らを待ち受けていたのは表面化してゆく問題や対立、そして血に飢えた狂気の殺人鬼だった。
ザ・カンファレンス:キャスト
監督: パトリック・エークルンド
出演: カティア・ウィンター, アダム・ルンドゲレン, エヴァ・メランデル, バハール・パルス, アメド・ボザン, マリア・シド, クリストファー・ノルデンルート, クラース・ハルテリ
ウス, セシリア・ニルソン, ローラ・ザコウ, マリー・アゲルハル, ジミー・リンドストローム, マルティン・ラゴス
脚本: トーマス・モルデスタッド, パトリック・エークルンド
パトリック・エークルンド監督
パトリック・エークルンド(Patrik Eklund)は、スウェーデン出身の映画監督・脚本家として知られています。
彼の作品は、独特のユーモアと人間の関係性を巧みに描写したものが多いです。
彼の短編映画「Instead of Abracadabra」(原題: “Istället för abrakadabra”)は、2009年のアカデミー賞短編映画部門にノミネートされたことで特に知られています。
彼の作品は、日常の中の小さな出来事や人間関係を中心に、コミカルでありながらも深い感情を伝える内容が多いです。
スウェーデン国内外での映画祭などで高い評価を受けています。
カティア・ウィンター
カティア・ウィンター(Katia Winter)は、スウェーデン出身の女優です。
彼女は多くのテレビシリーズや映画に出演しており、特にアメリカのテレビシリーズ「スリーピー・ホロウ」での役柄として知られています。
彼女はそのシリーズでカトリーナ・クレイン役を演じました。
カティア・ウィンターは、その他の作品やゲスト出演も多数行っており、彼女の演技は国際的にも評価されています。
彼女のキャリアはスウェーデンでの活動から始まり、その後、国際的なプロジェクトにも参加しています。
彼女の演技力や美しいルックスにより、多くのファンから支持を受けています。
アダム・ルンドゲレン
アダム・ルンドゲレン(Adam Lundgren)は、スウェーデン出身の俳優です。
彼はスウェーデンのテレビドラマや映画での役柄で知られています。
彼のキャリアは若い頃から始まり、多くの作品で主要な役を演じてきました。
エヴァ・メランデル
エヴァメランデルはスウェーデンの女優です。
バハール・パルス
バハール・パルス (Bahar Pars) は、イラン生まれのスウェーデンの女優および映画監督です。