2024年に見逃せない1本!『哀れなるものたち』

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『哀れなるものたち』:作品概要(ネタバレなし)

96回アカデミー賞4部門受賞!

この作品は20243月に開催された第96回アカデミー賞では、作品賞をはじめ計11部門にノミネート。そして主演女優賞や美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞など計4部門を受賞しました。主演女優賞を獲得したエマ・ストーンは2017年公開の『ラ・ラ・ランド』と合わせてなんと2回目の受賞だったのですね。また2023年の第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門では最高賞の金獅子賞を受賞しています。

世界的に評価された作品と言えるでしょう。

ヨルゴス・ランティモス監督

数々の賞を受賞した『哀れなるものたち』ですが、本作を撮ったヨルゴス・ランティモスという人物に注目してほしいと思います。ギリシャ出身のランティモスは2009年『籠の中の乙女』という作品で世界的に知られるようになりました。どこか不気味な雰囲気を画面内に映し出す独特の作家性を持ち、2018年の『女王陛下のお気に入り』ではアカデミー賞の監督賞候補にもなりました。そしてこの作品でエマ・ストーンと仕事をし、本作で2回目のタッグ、主演に抜擢しています。

あらすじ~籠の中に囚われた女性~

ヴィクトリア朝時代が舞台の本作。天才外科医ゴドウィン(ウィレム・デフォー)の禁断の手術によって蘇ったベラ(エマ・ストーン)。ある特異な性質から彼女は自宅にずっと閉じ込められていました。しかしある日、彼女のもとにある男性がやってきて、状況は一変します。

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籠の中から解放された..?

本作ではの中から飛び立った女性が世界の姿を知るという展開になっています。まだ何も知らないベラが外の世界に出た時の彼女の表情(つまりはエマ・ストーンの表情)は無邪気で高揚感がありとても素敵なものでした。外の世界に興味を示した彼女が家を出ることになり、次は人間が作り上げた社会に触れていきます。

しかし社会というものは男性優位のシステムであり、女性にとってはのようなもの。家の中と本質的には変わらなかったのです。ただそこからベラがどのように振る舞い、決断していくか、それが本作の最も大きな魅力だと思います。

そして主演のエマ・ストーンは本作で他の作品では観たことのないような表情や身体性を魅せてくれます。ラストにはランティモス監督の過去作『籠の中の乙女』とも繋がるような仕掛けも待っており、鋭い問いかけを残していきます。

果たして彼女はから解放されたのかという視点から観てみてください。

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感想

まず抜群に面白いですね。前半の鬱憤とした環境から飛び出す彼女と同じように、観客も高揚感に駆られる構成。完全にスイッチの入ったエマ・ストーンの演技。そして衣装デザイン賞を受賞したベラが身に着ける衣装にも注目です。

エンタメ的な面白さも抜群であり、尚且つ映画的な問いかけも残している本作。完成度が高く、2024年に見逃せない1本だと思います。

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