トゥルーマンショーを考察!妻が指でクロスしているのはなぜ?真相を解説!

トゥルーマンショーを考察!妻が指でクロスしているのはなぜ?真相を解説!

1998年に公開された映画「トゥルーマンショー」は、ジム・キャリー演じるトゥルーマン・バーバンクの人生が、実は全世界に放送されているリアリティ番組であるという事実に彼が気づくまでの過程が描かれた作品です。今回はトゥルーマンショーで妻が指でクロスしているのは何故なのかについて考察していき解説していこうと思います。

目次

トゥルーマンショーの作品概要

「トゥルーマンショー」の監督を務めたのはピーターウィアーで、他にも「デッド・ポエッツ・ソサエティ」などの作品で知られています。トゥルーマンの妻役にはローラ・リニーやトゥルーマンの親友役にノア・エメリッヒなど実力派俳優たちが映画に出演し映画の世界をより豊かにしています。圧倒的な演技力で彼らの人生をリアルで感動的に演じていることが度々話題となりました。

トゥルーマンショーのあらすじ

離島で保険会社に勤めるトゥルーマンは、生まれてから一度も島から出たことがありませんでした。そんなある日彼はいつものように出勤しようとすると空からライトが降ってきます。直後のラジオでは「航空機からライトが脱落した」と報道され、雑踏の中で見かけたホームレスの中に亡くなったはずの父の姿を目撃します。周囲の様子に不審を抱き、実際にはトゥルーマンの生活を放送しているリアリティ番組であることがわかります。

トゥルーマンショーで妻が指でクロスをしているのは?

ここからは作品の中でトゥルーマンの妻であるメリル・バーバンクが結婚式の写真で、指をクロスにしている仕草が映し出されているのですが、一体何故なのでしょうか。映画が公開された後には、この行動が示す意味についての考察が多くあげられていました。しかしこの行動は宗教的な背景に基づくハンドサインであり、意味もきちんと存在していることがわかりました。

指でクロスをするハンドサインの意味は?

トゥルーマンショーで数々の考察がされる中で、指でクロスをするハンドサインは、「フィンガーズクロスド」と呼ばれ幸運を祈るという意味を表したりします。しかし反対に「嘘をついているけど神様許してください」という意味もあるそうです。クロスさせた人差し指と中指を十字架に見立てているといわれており、シチュエーションによって真反対の意味を示すハンドサインとなっています。

映画での意味はどちらになるのか?

ではトゥルーマンショーではどちらの意味になるのでしょうか。メリルは番組の脚本の一環としてトゥルーマンと結婚する役割を担っていました。そのため結婚は彼女の意思によるものでないことがわかります。番組の演出としてトゥルーマンと結婚を強制されたメリルは、結婚式での写真にその不本意な状況に対し、ハンドサインをすることで「神に許しを乞う」という考察ができます。

映画の伝えたいこと

トゥルーマンショーを考察している人の多くはこの作品の奥深いメッセージをあげている人が多い印象にあります。メディアを通じて他人のプライバシーを娯楽として楽しんでいる現実は、私たちの世界でも当たり前のような状況にありつつあります。他人に操作されていると気づいたトゥルーマンは、自分の人生を自身で選択して進むことを目指し自由を求めます。その姿に現実の自分と重ねて感動したという感想を持った人が多いようです。

まとめ

今回はトゥルーマンショーの作品の中で妻が指をクロスにしている理由について考察していきました。一人の人生をリアリティ番組として放送するという、斬新な設定を描いた作品は非常に面白さがあります。その中で演じている妻役の女性が言えない思いを、ハンドサインを通じて伝えるという演出にも、トゥルーマンショーならではの作品に込められたメッセージなのではないでしょうか。

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