ディズニープラス・オリジナルドラマ『アートフル・ドジャー』、ドッジは天才スリからどのように名外科医となったのか?

イギリスの小説家チャールズ・ディケンズの名作「オリバー・ツイスト」は1838年から創刊された長編小説で、2005年に映画化されています。

本作のテレビドラマシリーズ「アートフル・ドジャー」は、その主人公のその後を描いた作品で、オーストラリアのポートヴィクトリアを舞台に展開されるシリーズです。

日本では2023年から動画配信されている旬なヒューマンコメディ作品です。

目次

概要

ザ・アートフル・ドジャーは、ソニー・ピクチャーズがストリーミングサービスDisney+向けに制作したオーストラリアのテレビシリーズです。チャールズ・ディケンズの小説「オリバー・ツイスト」(1838年)の続編で、オーストラリアで撮影されています。

小説では、ロンドンに逃げてきたオリヴァーを巧みに悪の道に誘い込まれます。フェイギン配下の敏腕スリであるオリヴァーは、最終的には現行犯で逮捕され、終身刑の身となっています。

現在は、シーズン1の8話まで公開されており、日本国内でも好評価を獲得しています。

あらすじ

過去の事件から 15 年後、1850 年代のオーストラリア。外科医になるために生業スリから足を洗い、普通の世界に戻ったジャック・ドーキンスでしたが過去の記憶が再び頭を悩ませます。

1850年代のオーストラリア、元イギリス海軍の外科医ジャック・ドーキンスは、若い名医としての地位を確立していました。しかし、旧知のフェイギンが再び姿を現し、かつて「芸術家のドジャー」として知られるロンドンを拠点とするスリだったジャックを脅し、犯罪生活に引き戻されることになります。

ジャックは外科医を目指す知事の娘に好意を寄せつつも、過去と現在と交差し、今の人生目標が脅かされていきます。過去の行為は解消され、今まで思い描いていたような生活を植民地オーストラリアの地で取り戻すことができるのか奮闘していきます。

メインキャストと役柄

ドジャー、ジャック・ドーキンス役(ドッジ):トーマス・ブロディ=サングスター

刑務所の送り込まれた男から釈放され、ジャックはイギリス海軍に出向し、そこでその器用な手先を活かし外科医となります。クリミア戦争では医療活動で勲章を授与され、植民地であるオーストラリアでの勤務移動を命じられます。

ノーバート・フェイギン役:デヴィッド・シューリス

ジャックの元代理人で有罪判決を受けた泥棒。ポート・ヴィクトリアに移送され、ジャックを発見し、過去の犯罪行為をバラすと脅し、ジャックを利用します。フェイギンは自分の恩義と利益のために社会の裏側で協力関係を結びます。

レディ・ベル・フォックス:マイア・ミッチェル

反社会主義に反対する意志の強い知事の娘で医学文献を研究し、そこから地元の病院に革新をもたらす初の女性外科医を目指しています。ジャックのように優秀な外科医から訓練してもらいたいと接近し、次第にジャックと恋愛関係になっていきます。

感想

オーストラリアのシドニーで撮影されたということもあり、多数のオーストラリア俳優や女優がゲスト出演しています。オーストラリアで高視聴率を確立し、シーズン2の製作が始まっている模様です。

イギリスの名作「オリバー・ツイスト」を知っているい人にも知らない人にも新鮮なオーストラリアのテレビドラマシリーズです。

現在、複数の「オリバー・ツイスト」映画が公開されていますが、U-nextで一部視聴できるので気になった方は合わせて見てみてはいかがでしょうか。

*余談ですが、同名のイギリスのロックバンドが存在しますが、本作とは無関係です。

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