2016年に公開されたディズニー映画「ピートと秘密の友達」は、1977年の映画「ピートとドラゴン」のリメイク版です。
物語の序盤
1977年、5歳のピート・ヒーリーは両親と車で旅行中、鹿と衝突しそうになって車が横転、両親は帰らぬ人となってしまいます。かろうじてピートは生き残り、オオカミの群れに森に追いかけられ、翼、緑色の毛皮を煽り暖をとっているところへ、黄色い目を持った大きなドラゴンに救われます。
行くあてのないピートとドラゴンはすぐに絆を深め、ピートはお気に入りの本の中に登場する迷子犬の登場人物にちなんでドラゴンにエリオットと名付けます。
6年後の1983年、11歳に成長したピートは自宅近くで木こりの作業員が大木を切り倒しているのを目撃すると、現場監督ジャックの娘ナタリーがピーターに気付き追いかけます。ナタリーの叫び声でジャックとパークレンジャーのグレース・ミーチャムはピートを見つけ捉えようとします。逃げようとするピートをジャックの冷酷な弟ギャビンが捕え、ピートは地元の病院で目を覚まします。
どのように森の中でピートが生活をしていたのか気になるグレースは、ピートを保護しようとエリオットとの接触を試みますが、事態は思わぬ方向へ進んでいきます。
ピーターとエリオットが交わした3つの約束
不慮の事故で両親を救ったピートは、ドラゴンであるエリオットと森の奥地で人間に見つからないように平穏に暮らしていましたが、ピートが人間に救われたことで存在が知られてしまいます。
そして、ピートと2人の信頼を守るため3つの約束をします。
1.名前をつけてあげること
2.不思議な力を隠すこと
3.絶対に守りぬくこと
かけがえのない友達と交わす約束と、ドラゴンのピートを守ってきた恩返しに、次はピートが人間からエリオットを守ろうを姿に感動する展開です。
隠れた好評価のディズニー映画
公開後、アメリカの映画評論家やメディアなどから、貴重なファミリー向け映画であると好評価を得ています。日本国内では注目度は低く、劇場動員数は高くなかったものの、ディズニープラスで配信後は、俄かに視聴率を伸ばしている映画です。
アメリカの子役であるオークス・フェグリーが主役ピートを演じており、この作品をきっかけに注目を集めるようになりました。
感想
エリオットを思う少年ピートの演技と、本来怖いドラゴンの姿がとても愛らしい描写が多く、ドラゴンの姿が見れるまでドキドキが止まりません。
家族とは何か、友情とはどういうものなのかを問われるような、エンディングには心温まるような展開で描かれています。