くまのプーさんが実写になった映画「プーと大人になった僕」は、プーが話す何気ない一言が名言だといわれ話題となりました。純真であるからこそ優しさが自信を失っている人や、疲れてしまった人の心に刺さっているようです。大人こそ見るべきだと評判の高い「プーと大人になった僕」の名言だといわれているセリフを紹介していこうと思います。
「プーと大人になった僕」のあらすじ
クリストファー・ロビンが100エーカーの森を去ってから数年後大人になった彼は、ロンドンの旅行かばん会社に勤めています。結婚もして愛する妻子がいますが、仕事が原因で家族旅行の約束を破ることになって落ち込んでいました。そんな彼の前にプーが現れて助けを求めてくるのです。プーのいなくなった仲間を探すうちに彼も大切なものを思い出していきます。
「プーと大人になった僕」の名言
映画「プーと大人になった僕」には名言とよばれるセリフはたくさんありますが、その中でも映画を見た人々に特に深く刺さったセリフを紹介します。
“何もしない”は最高の何かにつながるんだ
クリストファーがたびたび忙しなく焦る姿を見たプーが「“何もしない”は最高の何かにつながるんだ」という言葉をかけます。これは少年時代にクリストファーがプーに送った言葉でした。働き詰めだったクリストファーは森で“何もしない”をすることで、家族や友達の大切さを思い出します。時には立ち止まることで道は拓けることがあるということが多くの人に響いたようです。
行ったことのないところへ進まなきゃ。ある場所に戻るんじゃなくて。
プーが森で朝目を覚ますと霧がかかっており、イーヨーやピグレットの姿が見えないことに不安になります。このまま待つか前に進むべきか悩んだ末に、クリストファーのもとに行くことを決めこの言葉を言いました。のんびり屋に見えるプーからの言葉に決断を迫られたときに背中を押してくれるそんな言葉に勇気をもらった人も多いのではないでしょうか。
どこかへ行きたいと決まっていると、どこかのほうが来てくれる。
プーがクリストファーにかけた言葉で、クリストファーとはぐれたプーが待っていることで再会を果たし、ロンドンで娘たちとはぐれたティガーたちはクリストファーと奥さんの車に遭遇できました。このようにしっかりとした目的があれば機会はおのずとやってくるということではないでしょうか。プーは自分には厳しい言葉で鼓舞し、クリストファーには焦らなくてもいいと優しい言葉をかける夢を追いかけている人の心に刺さっているようです。
風船は持っているだけで幸せになれるよ。
駅の売店で風船を見つけたプーは、クリストファーに頼みますがクリストファーは必要ないと断ります。大人になるとどうしても価値や実益で物事を判断してしまいますが、プーは必要ないとわかっていても欲しいといい、風船を手に入れたその姿に周りのみんなも笑顔になりました。風船が欲しくて駄々をこねているように見える発言に見えますが、自分自身がどう思うかが大事であるということを教えてくれるような名言です。
それは風船より大切なもの？
クリストファーが森を訪れた時に仕事があるから戻るといって森を去ろうとするときに、プーが投げかけた言葉です。先ほどの名言で風船は大切なもののことを指し、大切なことを犠牲にしてまでも優先するようなことなのかという純粋な質問でした。しかし毎日働き続ける私たちにとっては家族や大切な時間を犠牲にしてまでも何かをする際には非常に考えさせられる質問ではないでしょうか。
森で眠り込んでしまい大事な会議当日に起きるクリストファーが明日になってしまったことに慌てていると、プーが「今日は明日じゃなくて今日だよ」と答えます。一日を忙しなく過ごしてきたクリストファーに一日を大切にするようにと促しているように感じられます。この言葉の後プーが「今日は何の日？」と聞いたときクリストファーは「今日だよ」と答え、プーは「僕が一番好きな日だ」と返すのです。未来や過去を考えてその日を楽しむことを忘れてしまう私たちに今この瞬間を大切にしようと思わせてくれます。
君は君でしょ。
森を離れてから何十年も経ち、当時のころとは見た目が変わってしまったクリストファーに対してかけた言葉です。「もう子供じゃない」というクリストファーに対し、「君は君でしょ、大人になっただけで何も変わってない。クリストファーそのものだ。」とプーは返します。大人になるにつれて自分を忘れかけてしまうことがあるかもしれませんが、この名言によって本当の自分とは何かを考えるきっかけになります。
まとめ
「プーと大人になった僕」の作品の中で見た人の心に響く名言について紹介していきました。pc-hikakunavi.comでPCの操作を勉強しながら必死にパソコンに向き合い忙しく過ごす中で、変わってしまう価値観を純粋なプーの言葉で、背中を押してもらえたり考えさせられたりするのではないでしょうか。「プーと大人になった僕」を初めてみる人も、一度見た後名言を知った後にもう一度見ることでより楽しむこともできるかもしれません。
