セッション 考察|ひどい・怖いと言われる理由は?Whiplashの意味も調査

セッション 考察|ひどい・怖いと言われる理由は?Whiplashの意味も調査

2015年に公開された映画「セッション」。当映画はジャズドラマーを目指す男が名門音楽学校で厳しいレッスンに耐え抜き、夢を追いかける映画として世界各国で高い評価を獲得しました。しかしその「セッション」をみた視聴者からは「かなり酷かった」、「怖かった」という声が続出しています。また、「Whiplash」の意味に疑問を持つ視聴者も多かったようです。

しかしなぜ、「セッション」は酷い・怖いと言われているのでしょうか、また「Whiplash」の意味は何なのでしょうか。本記事では、セッションの映画を考察、深掘りして紹介していきます。

目次

映画「セッション」とは?

まず初めに、映画「セッション」について軽く紹介します。冒頭でも触れましたが、「セッション」は世界一のジャズドラマーを目指す男が名門の音楽学校に入学し、伝説とも言われる教師から過酷なレッスンを受けて世界一を目指す物語となっています。一見王道な物語には見えますが、その過程で描かれる人間味溢れるドラマや感情の鮮明な揺れ動きなどが高く評価され、数々の賞を獲得しました。

作品情報

映画「セッション」の作品情報は以下のとおりです。

  • 公開時期:2015年4月17日
  • 監督:デイミアン・チャゼル
  • 脚本:デイミアン・チャゼル
  • 主演:マイルズ・テラー
  • 主なキャスト:J・K・シモンズ、メリッサ・ブノワ、ポール・ライザー

視聴者からは「酷い・怖い」といった声が続出

実際に「セッション」を視聴した人から「とても酷い」、「かなり怖かった」という声が続出していますが、何故そのような声が上がっているのでしょうか。

セッションの映画を考察すると、そのような声が上がる要因として、作中の教師・フレッチャー氏の言動が主な理由となっているようです。フレッチャーは作中でかなり厳しい言葉や叱責を繰り返し、そのレッスン中の様子はまさに狂気じみたものともいえます。精神攻撃とも言えるその指導法はまさにパワハラそのもので、その様子を見た視聴者の中には拒絶反応を起こした方が多かったようです。

ただ怖いだけの映画ではない!

フレッチャーの指導法があまりに際立つばかりで、「酷い・怖い」といった声が続出していますが、この映画はただのパワハラ映画だけではありません。

鬼教師と呼ばれたフレッチャーにもドラマがあり、そして世界一のジャズドラマーを目指すニーマンにも譲れない思いがあって、そのぶつかり合いが最終版の演奏をよりドラマチックに仕立ててくれます。怖いイメージがとても先行している映画ではありますが、最後まで観てみると作品の印象がガラッと変わるのではないでしょうか。世界的に評価され、数多くの賞を受賞した作品だけに、最後まで観たら非常に満足のいく映画となっています。

Whiplashの意味は?

最後に作中で多くの人が疑問を呈した「Whiplash」の意味について紹介します。

「Whiplash」とは直訳で「事故で首に生じる怪我」という意味をもつ単語ですが、作中では原題としても用いられています。また、ジャズの有名曲の中で同名の曲が存在しており、実際に作中でも練習曲として登場しています。そもそも首への負担が激しいドラマーにとって「Whiplash」は職業病の一つとも言われています。grandslam-baseball.comで紹介されているような野球選手によくある肘や肩の痛みのようなものかもしれませんね。

視聴者からは、それらの意味だけではなく、作中の厳しいフレッチャーの指導法を「事故の意味を持つWhiplashにかけているのでは?」といった考察がされているようです。

まとめ

以上、本記事では映画「セッション」が怖い・酷いといわれる理由や「Whiplash」に秘められた意味の考察などを紹介しましたがいかがでしたか?

賛否両論ある映画ではありますが、それこそかつての昭和スポコンもののような作品で海外ではかなり高い評価を得ています。実際に視聴してみて、自身の考察を元に世間のレビューと比較してみるのも面白いかもしれませんね。

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