過去にテレビで多くのレギュラー番組を持ち、現在はYouTubeでも活動を始めている「とんねるず」の石橋貴明さん。野球好きとして知られ、年末年始に放送される『リアル野球盤』で、日本のプロ野球選手と対決したこともあります。そんな石橋貴明さんは、過去にアメリカで製作された映画『メジャーリーグ2』に出演していたそうです。映画『メジャーリーグ2』に石橋貴明さんが起用されたのはなぜなのか、経緯や理由を調査します。
『メジャーリーグ2』石橋貴明起用はなぜ?
とんねるずの石橋貴明さんが、アメリカの映画『メジャーリーグ2』に出演していたのは事実です。日本人のメインキャストとして石橋貴明さんが抜擢され、当時は大きな話題になりました。
また『メジャーリーグ2』で演じたキャラクターが人気になり、続編の『メジャーリーグ3』にも出演しています。野球好きが高じて、海外の作品にまで出演するという経験は、なかなかできませんよね!
石橋貴明が演じたキャラクターは?
石橋貴明が映画『メジャーリーグ2』で演じたキャラクターは「タカ・タナカ」です。タカは、日本のジャイアンツからインディアンスに入団した助っ人日本人選手。
【出典:O-Dog Kubrick】
当時は、日本人選手がメジャー入りすることが珍しかったので「ジャイアンツ」を「サンフランシスコ・ジャイアンツ」と勘違いされていたそうです。身体能力が高くバッドを頭で折ったり、カミカゼプレーという強気な守備でチームを盛り上げたり、チームに闘争心を蘇らせる重要人物を熱演しました。若かりし石橋貴明さんは屈強で、もともと兼ね備えたカリスマ性と闘気を放ちます。
現役MLB選手にも石橋貴明は人気
石橋貴明さん、現役のMLB選手にも人気があるのだそうです。2023年4月にはMLBスターアーロン・ジャッジ選手と握手をしたり、2ショット写真を撮影したりして、親密なコミュニケーションを取る様子が窺えました。
同チームのスタントン選手は、石橋貴明さんに敬意を払う様子がみられ、こちらも話題になりました。2024年4月にABEMAで放送された番組『石橋貴明のベースボールのおかげです。』では、石橋貴明さんがパドレスを訪問。
【出典:ABEMA バラエティ公式】
マチャド選手やタティスJr.選手が大興奮している様子も、SNSで話題になりました。
石橋貴明がMLB選手に人気の理由
MLBでは移動時に長距離移動が多く、バスや飛行機で映画を流していることがあります。その際、多くのMLB選手が映画『メジャーリーグ2』をはじめ、同シリーズを視聴しているのだとか!そのため、MLB現役選手は「タカ・タナカ」を演じる石橋貴明さんのことを認知しているのですね。
日本では大御所芸人として知られる石橋貴明さんですが、野球好きということで本場・アメリカでは「野球選手を演じた日本の俳優」として名が知れ渡っているのは、ご本人も嬉しいことでしょう!
石橋貴明人気は2025年現在も!
石橋貴明さんが『メジャーリーグ2』に出演したのは1994年のこと。なんと、今から30年以上も前の作品です。それにもかかわらず、現地のMLB選手の間で石橋貴明さんおよび「タカ・タナカ」が人気なのは、現在も変わらないとか。60歳を過ぎた石橋貴明さんがメジャーリーグを訪れると、石橋貴明さんに免じて取材のOKが出たり、作品を見たMLB選手から声をかけられたりすることもあるそうですよ。
時代を超えて愛される作品であることはもちろん、登場人物の1人だった石橋貴明さんが今でも愛され続けるのは、すごいことですよね!
『メジャーリーグ2』に石橋貴明がなぜ出演することになった?
石橋貴明さんが映画『メジャーリーグ2』に出演することになったのはなぜなのでしょうか。それは、2023年にMLB日本人選手・吉田正尚外野手とのインタビューにて明かされていました。野球映画ということで、市場の多い日本を狙い「野球ができて有名な日本人はいないか」と、当時契約していたポニー・キャニオンから話が来て、石橋貴明さんに白羽の矢が立ったそうですよ。
ぴったりの条件が重なっていた
『メジャーリーグ2』に石橋貴明さんが起用されたのは、さまざまな条件が重なったことで、石橋貴明さんこそが「タカ・タナカ」を演じるのに適材だと判断されたことです。まず、制作サイドが日本市場での成功を目指し、相談したのが石橋貴明さん所属の事務所「キャニオン」だったこと。そして、野球経験のある石橋貴明さんが屈強でメジャーリーガーに見える風貌だったこと。さらに、石橋貴明さんが日本で有名な芸人だったことで、起用すれば「日本での興行的な成功」が見込まれると判断したのでしょう。
石橋貴明の『メジャーリーグ2』出演に海外の反応は?
石橋貴明さんが出演した『メジャーリーグ2』について、海外ではどのような反応がみられたのでしょうか。石橋貴明さんは日本で有名なコメディアンですが、海外での知名度は高くなかったでしょう。しかし、『メジャーリーグ』という作品自体がMLB選手の間で人気だったこともあり、多くの選手の目に触れる作品となりました。
そのため、MLB選手をはじめ現地人から取材の依頼を受けるなど、石橋貴明さん演じる「タカ」は想像以上の人気を見せたそうですよ。
石橋貴明は『メジャーリーグ3』にも続投!
石橋貴明さんが『メジャーリーグ2』に出演した影響力は、続編『メジャーリーグ3』にも引き続き登場したことで証明されています。
『メジャーリーグ3』では、前作と同じタカ・タナカ役で出演した石橋貴明さん。『メジャーリーグ2』のあと、一時は野球から離れていた時期がありますが、本作で再びチームに呼び戻され、ともに戦う仲間となります。『メジャーリーグ2』でスター選手・ペドロとの仲良しぶりが描かれましたが『メジャーリーグ3』でも絆は健在で「ブードゥー・マジック・ブラザーズ」と呼ばれました。
映画『メジャーリーグ』とは
映画『メジャーリーグ』とは、1989年にアメリカのデヴィッド・S・ウォードが脚本・監督したスポーツ映画です。MLBに実在する球団「クリーブランド・インディアンス(現:クリーブランド・ガーディアンズ)」という弱小球団が、成り上がっていく様子を描くコメディー映画として有名になりました。続編に『メジャーリーグ2』と『メジャーリーグ3』があります。
映画『メジャーリーグ2』のあらすじ
石橋貴明さんが出演した『メジャーリーグ2』のストーリーは、前作の主人公・ジェイクやスター選手・ペドロが続投しながらも、チームの成績は振るわず…そんな暗雲立ち込める序盤からスタートします。そこへやって来たのが、石橋貴明さん演じる「タカ・タナカ」です。英語が堪能ではないタカが間違って伝えてしまった「ビー玉」という単語でチームメイトの心を取り戻したり、最終的には「ビー玉」がチームのラッキーアイテムになったりします。
石橋貴明は野球プレーを見せた?
石橋貴明さんは『メジャーリーグ2』の主要人物を演じたものの、野球のプレーシーンを見せることは少なかったようです。しかし終盤にヒットを打つ姿は、日本人にはなじみ深い番組『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』と重なるものがあり、石橋貴明さんやとんねるずのファンには大興奮のシーンだったことでしょう。
インディアンスの復活を後押しする重要人物として、チームに必要不可欠なメンバーだったことを映画で証明しました。
【参考サイト:ホミニス】
まとめ
今回は、映画『メジャーリーグ2』にとんねるずの石橋貴明さんが出演している噂や、なぜ出演したのかについて紹介しました。『42 世界を変えた男』など、メジャーリーグを舞台にした映画はこれまで数多く公開されてきましたが、中でも『メジャーリーグ』シリーズは、著名人の間でも人気作品となりました。1994年公開と古い映画ですが、現在もMLB選手の中にファンがいることから「タカ・タナカ」は多くの人に好かれるキャラクターだったことがわかります。興味のある方は、この機会に映画『メジャーリーグ2』を視聴してみてはいかがでしょうか。