「ベンジャミンバトン・数奇な人生」は実話なの?あらすじから解説!

「ベンジャミンバトン・数奇な人生」は実話なの?あらすじから解説!

映画「ベンジャミンバトン」は2009年に公開された80歳の状態で生まれ、歳をとるごとに若返っていく男の一生を描いた作品です。アカデミー賞では作品賞を含む13部門にノミネートされ、美術賞や視覚効果賞、メイクアップ賞を受賞しています。そんな「ベンジャミンバトン」の内容は実話なのかという疑問を持っている人がいるようです。今回は「ベンジャミンバトン」のあらすじなどを紹介するのでまだみたことがない人は是非参考にしてみてください。

目次

ベンジャミンバトンのあらすじ

ベンジャミンバトンは実話ではないかといわれていますが、まずはベンジャミンバトンのあらすじについて紹介していこうと思います。1918年世界が大戦の終わりを迎えようとしていた歴史的瞬間に一人の男の子が生まれました。しかし普通の赤ん坊とは違い、80歳の老人のような姿で歳を重ねるごとに若返るという、不思議な運命を背負って生まれたのです。ベンジャミン・バトンと名付けられた男の子は、逆行する時間の中で出会う人々や経験する愛と別れ、そして自身の成長を描いています。

ベンジャミンバトンのキャストが豪華すぎる?

ベンジャミンバトンはデヴィッド・フィンチャー監督のもと、ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが主演を務めています。独特な視覚スタイルと複雑なキャラクター描写で知られる映画界の巨匠です。監督とブラッド・ピットは「ファイト・クラブ」でもタッグを組んでいて映画史に強烈な印象を残しています。

ベンジャミンバトンは実話なのか

1922年、アメリカ文学を代表する作家F・スコット・フィッツジェラルドは、一風変わった短編小説「ベンジャミン・バトン」を発表しました。人間の心理や社会の矛盾を鋭く描き出しており、この短編小説を基にしながら独自の解釈と創造性を加えて映画「ベンジャミンバトン数奇な人生」を作り出しています。主人公の年齢が逆行する症状は実話としては存在するのでしょうか。少し前までは早老症という老化が実際の年齢よりも速く進む病気はありますが、若返っていく病気はないといわれていました。

プロジェリア症候群という病気

ベンジャミンバトンで扱っている症状は、プロジェリア症候群と呼ばれている病気といわれているようです。非常に珍しい先天的な遺伝子異常を原因とする病気で、新生児期や幼年期に発病し症状が進むと白内障や白髪、脱毛など老化が高速で進行します。高コレステロール血症や動脈硬化といった健康障害も多発することから、平均寿命は約13年といわれているそうです。根本的な治療法は発見に至っていないそうで、患者数や症例もあまり多くないようです。

言葉とは正反対の意味をあえて言わせる

ベンジャミンバトンの独特なストーリーは、非現実的な世界観を演出していますが実際にはメッセージ性のある作品として評価を得ています。例えばベンジャミンにピアノを教えた老婦人が言った「うまく弾こうとおもわないで。感じようとして、音楽に身を任せて」というセリフは、「うまく生きようとしてもがかないで。人生を味わい、時には流れに身を委ねて」という意味に聞こえます。年齢が逆行する主人公が経験することで、反対の意味のような意図を作り出す非常に考えられている作品です。

まとめ

ベンジャミンバトンの内容は実話なのかという疑問があがる中で、今回はまだ見たことのない人にもわかりやすくあらすじを解説していきました。ブラッド・ピットやケイト・ブランシェットが出演する非常に豪華なキャストで描かれるこの作品は、一風変わった設定でありながら心に響く作品としてアカデミー賞でも賞を獲得しています。見たことのない人は是非一度見てみて欲しい魅力的な作品です。

この記事を書いた人

目次