「ジョンウィックパラベラム」誓印の絆、忠誠の犬、痛々しい薬指、ブギーマンの影~

ジョンウィック3 パラベラム

『ジョン・ウィック:パラベラム』は、コンチネンタル・ホテル内での殺人により追放処分となり、1400万ドルの懸賞金が掛けられたジョン・ウィックが、生き延びるため世界を舞台に戦いを繰り広げるアクション・スリラー映画です。

続編『ジョン・ウィック:コンセクエンス』が2023年に公開されました。

目次

ジョンウィック:パラベラム:あらすじ

『ジョン・ウィック:パラベラム』は、伝説の殺し屋ジョン・ウィックがコンチネンタル・ホテル内での殺人により追放され、1400万ドルの懸賞金が掛けられることから始まる。

ジョンは旧友や新たな敵と戦いながら、生き延びるために世界を舞台に壮絶な戦いを繰り広げます。彼は最終的に裏社会の最上位に立ち向かうことを決意し、その過程で忠誠、裏切り、自己犠牲のテーマが描かれる。

ジョンウィック:パラベラム:キャスト

監督: チャド・スタエルスキ
出演: キアヌ・リーヴス, ハル・ベリー, ローレンス・フィッシュバーン, アンジェリカ・ヒューストン, イアン・マクシェーン, マーク・ダカスコス, エイジア・ケイト・ディロン,ランス・レディック

映画『ジョン・ウィック:パラベラム』に登場するキャラクターの一部です。

俳優名 登場人物名 登場人物の説明
キアヌ・リーヴス ジョン・ウィック 伝説の殺し屋で、追放処分と1400万ドルの懸賞金が掛けられている
ハル・ベリー ソフィア ジョンの旧友であり、共に行動する
ローレンス・フィッシュバーン バワリー・キング ジョンを助けるニューヨークの地下犯罪情報組織のボス

 

ジョンウィック:パラベラム:

「ジョンウィック」には犬が結構出てきますね。1作目からおさらいすると、ジョンの妻が送ったビーグル犬のデイジーがスタートです。でも早々に、家に乗り込んできたマフィアの息子に殺されてしまうという悲しいスタートなのでした。でも最後に保護犬・ピットブルと出会っています♪

そして「ジョンウィック3/パラベラム」では組織に追われる身となったジョンが、その愛犬と共に街を移動して行くシーンから映画は始まります。また、本作で彼が助けを求めるモロッコ/カサブランカのコンチネンタル・ホテル支配人ソフィアが連れているのが2匹のシェパードで、精悍な演技を繰り広げてくれます。

彼女が昔のボス・ベラーダをジョンに紹介しますが、犬をくれと言ったのを断ったため愛犬が1匹撃たれてしまいます。防弾チョッキをつけていたので命は助かったのですが、ソフィアはもうその行為だけでプッツンきて撃ち返すので、ジョンと共に激しい銃撃戦となってしまうのです。

ジョンウィック:パラベラム:誓印

「誓印」はコンチネンタルの契約の印として重要なアイテムとして出てきます。契約者はその印の持ち主の依頼を必ず1度受けなければならない義務があります。この作品の前半で、本に隠してあった誓印・十字架・コインを持って育ての親のディレクターに会いに行きます。

この時は十字架が”チケット”として発動し、ジョンのモロッコ行きの手はずが整えられる事となります。それを使った証として、ジョンの背中に十字架の焼き印が押されるのは、観ていてとても痛々しいです。

ジョンウィック:パラベラム:薬指

命からがら首長の元にたどり着いたジョンは、妻への愛の記憶のため生きたいと伝えます。その為には主席連合の配下に戻る事を示し、今の追放処分と暗殺計画の中止のためにはウィンストンを殺す事を条件とする厳しいものでした。

それを受け入れたジョンは、忠誠心を示す為に自分の薬指をノミで切り落とします。どの契約でもいつも痛々しく、怖い世界だなぁと痛感させられます。それでもジョンはいつもいつも大きな権力に立ち向かって行くのがカッコイイです。

 

ジョンウィック:パラベラム:ブギーマン

彼の事を呼ぶ時、色々な名前で呼ばれるているのが印象的です。彼の本名は”ジョナサン・ウィック”で、首長からはそう呼ばれています。また、ディレクターには”ジャルダーニ”と呼ばれていて、彼の幼少名ジャルダーニ・ジョヴォノヴィッチを知っている彼女との昔からの長い付き合いを感じさせられます。

1作目ではマフィアの息子から「ブギーマンか?」と言われるも、父親のヴィゴは「ババヤガだ」と言っています。つまり”殺し屋”ではなく”殺し屋を殺す者”という異名を持つジョンなのでした。本作でも最後でウィンストンが言っています。

この記事を書いた人

目次