2021年にNetflixでリリースされた『カウボーイビバップ』の実写版は、1998年の同名アニメシリーズを基にしていますが、実写化にあたっていくつかの変更とアレンジが加えられています。この実写シリーズも、2071年の未来を舞台に、賞金稼ぎ(カウボーイ)たちが銀河系を飛び回りながら様々な犯罪者を追うストーリーです。
カウボーイ ビバップ:キャスト
スパイク・スピーゲル | 元犯罪組織のメンバーで賞金稼ぎ | ジョン・チョー |
ジェット・ブラック | 元警察官でビバップ号のキャプテン | ムスタファ・シャキール |
フェイ・ヴァレンタイン | 記憶を失った女性賞金稼ぎ | ダニエラ・ピネダ |
ヴィシャス | スパイクの元パートナーでレッドドラゴンシンジケートのメンバー | アレックス・ハッセル |
ジュリア | スパイクの愛する女性でヴィシャスの恋人 | エレナ・サティン |
ここからはアニメ版の解説です!↓
カウボーイ ビバップ:スパイク 死亡
最後のストーリーで、スパイクとヴィシャスが相打ちという形で倒れていきます。この事態以前の出来事としては、相思相愛だったスパイクとジュリアが組織から逃げようとしましたが、夢かなわずジュリアは先に撃たれて亡くなってしまいます。
その傷心のまま因縁の相手ヴィシャスとの対決となって行きました。「俺が生きているかどうか確かめに行く」と言いながら戦いに出かけるスパイクだったので、この対決でケリをつけ自分の人生を生き抜いてくれるものと期待していました。しかし、最後はヴィシャスを撃ち取ったものの自分も彼の刃に切られ階段で倒れて果ててしまいます。
その後のエンディング映像で、空に輝いていた星が1つ静かに消えて行くので、これがスパイクの”死”を説明しているのだと思えました。これらのまさかのエンディングに何度見ても寂しさが溢れてきます。この作品が放送されていたのが1998年、その後2001年に劇場版「カウボーイ ビバップ 天国の扉」が作られていますが、時系列的には全26話あるアニメの22話と23話の間のお話のようです。なので今に至るまで続編が作られていないので、完全にスパイクが亡くなっているのが確定されている感じです。
しかし、カウボーイビバップファンとしては、実は死んだものと思って組織もそのままスパイクを放置して去っていたものの、ジェットらが後で助けに駆けつけ生死をさまよっていたスパイクを何とか助ける事ができた・・などという設定で、また新作を作って欲しいと願うばかりです。あの個性豊かなキャラクターたちの様子が楽しく、更に菅野よう子さんのスタイリッシュで多彩な音楽と融合した質の高いアニメーションをまた楽しめたらなぁと思っています。
カウボーイ ビバップ:スパイク フェイ
スパイクとフェイの関係についてですが、年齢的にはスパイクは27歳、フェイは23歳なので、ぱっと見は恋愛対象にちょうどいい感じに思えます。しかし、フェイの性格が言いたい事はハッキリ言うし、やりたい事はどんどんやってしまう結構破天荒な強い女ってイメージなので、ジュリアとの様にしっとりとした恋人同士とはなりにくそうです。
3話からフェイは「ビバップ号」に合流して行く事となりますが、スパイクとのやりとりから”ただの相棒”的な雰囲気が感じられました。そのフェイですが過去に秘密があり、本人も記憶が無くなっていたのですが、後半で段々とハッキリして来ます。フェイは裕福な少女時代に事故に遭い大怪我を負いました。
傷を治せる未来に希望を託しコールドスリープさせられていたので、実年齢は77歳だという話に驚かされます。終盤でスパイクに対する心の距離は少し近づいていた様でしたが、彼が亡くなってしまった様子なので進展はありませんでした。フェイの声優は林原めぐみさんで、「エヴァンゲリオン」の綾波レイ役とか「名探偵コナン」の灰原哀役もされているのが信じられないくらい、フェイの気の強い感じを上手く演じられていて驚かされます。
カウボーイ ビバップ:ジュリア 死亡
ジュリアは元々ヴィシャスの恋人だったのですが、ある時スパイクを助けた事がきっかけで2人は恋愛関係となって行きました。これが運命の出会いという事なのでしょうか。しかしこの出会いが無ければ、組織から2人で逃げるというリスクも負わないで済んだかもと、悲しい定めに何とも言えない気持ちにさせられます。