ミッキーのホラー映画を紹介!マッド・マウス ~ミッキーとミニー~のあらすじは?

ディズニーの象徴として世界中で愛されているキャラクターであるミッキーがホラー映画の主役として描かれている作品があるのを知っていますか。2024年にミッキーが初登場した短編アニメ「蒸気船ウィリー」の著作権が切れたことがきっかけで、世界中のクリエイターたちが恐怖のミッキーをテーマに作品を制作しているそうです。

今回はいくつかの作品を紹介していきながら、話題になった「マッド・マウス〜ミッキーとミニー〜」について紹介します。

ミッキーのホラー映画はどんなのがある?

ミッキーのホラー映画が話題になったのは2024年初頭にカナダ発の映画「The Mouse Trap」がSNSで話題になったことがきっかけでした。ミッキーは長年多くのファンに愛されているキャラクターですが、昔のミッキーは時代もあり白黒のデザインで描かれています。白黒のデザインであることからホラーテイストに制作すると恐怖を煽ることができると世界中のクリエイターが考えたそうです。そして中には制作が進んでいるホラー映画もあり、SNSではトラウマ級であると話題にもなりました。

The Mouse Trap

カナダ発のスラッシャー映画「The Mouse Trap」は、閉店後のゲームセンターが舞台となり深夜に集まった若者がミッキー風の仮面を被った殺人鬼に追われるという物語です。この映画では現行デザインのミッキーではなく、1928年版の白黒ミッキーをモチーフにしています。2024年に著作権が切れたことをきっかけにパブリックドメインのミッキーをベースに、オリジナルの恐怖キャラクターとして登場させたのです。

ミッキーの笑い声が聞こえるたびに犠牲者が出るという真逆のキャラクターとして作品に登場します。

I Heart Wilie

メキシコで制作されたスラッシャー映画「I Heart Wilie」もまた初期の白黒ミッキーをモチーフに作られています。物語は怪談調査をする若者たちがミチョアカン州にある古びた物件を訪れ、被害者の皮膚でマスクやスーツを作る殺人鬼と遭遇してしまうのです。

英語圏のホラーとは少し異なる文化的で風景的な背景を持つこの作品は、様々な国でミッキーをホラー映画に活用した作品として話題になりました。

Mouse of Horrors

イギリスのスラッシャー映画として話題になったのが「Mouse of Horrors」で、この作品も初期の白黒ミッキーをホラー映画に取り入れた作品です。城のような幽閉された遊園地に夜間侵入した若者たちが、マウス仮面とクマ仮面の殺人鬼に追われるという物語になっています。本作はマウス仮面のキャラクターは明確に初期のミッキー由来であると明かしているようです。ホラー映画ではよく使われる仮面の殺人鬼や実験者などの設定や、残虐描写や肉体変形などの要素が満載の作品としてホラーファンに話題になりました。

過去に短編アニメでホラー要素の強い作品があった

1929年の短編アニメ「ミッキーの幽霊屋敷」は初期のディズニー作品として知られていますが、実はホラー要素が強い作品といわれています。お化け屋敷に迷い込んだミッキーが、スケルトンたちに追いかけられながらもピアノを弾くというコミカルな内容です。しかし映像が白黒であることや古い効果音の組み合わせなどから、不気味な雰囲気があると話題になっています。ミッキーのホラー映画が話題になったことで、この短編アニメがホラー風ミッキーとして再評価されたそうです。

マッド・マウス〜ミッキーとミニー〜のあらすじ

実際に映画の制作が進んでいる作品として話題になっている「マッド・マウス〜ミッキーとミニー〜」は、予告映像が公開されトラウマ級であることや狂気のミッキーという評価で話題になりました。物語はゲームセンターで働くヒロインの友人が深夜に誕生日パーティーを開き、サプライズを楽しむ若者たちのもとにミッキーマウスの姿をした殺人鬼が襲ってくるのです。映像内では「蒸気船ウィリー」のミッキーが使われており、多くのファンが話題に上げるほどでした。

演出の高さが評価されている

ミッキーのホラー映画として話題になった「マッド・マウス〜ミッキーとミニー〜」は、ミッキーが笑うたびに誰かが消えるというストーリーの元描かれています。古いアニメに封じ込められた魂と製作者の狂気が交錯しており、アニメーションの原点と恐怖を重ね合わせた演出が話題になっているようです。物語のラストでは止まらない笑い声とともに現れる黒い瞳のミッキーが多くのホラーファンを魅了しています。

ホラーミッキーが人気な理由

ディズニーキャラクターの象徴であるミッキーがホラー化され、人気を集めているのには懐かしさと禁断感の共存があるといわれているようです。ミッキーは子供の頃に夢を与えてくれたキャラクターで、そんなミッキーが大人になって恐怖の象徴になるというギャップが現代のホラー文化を象徴していると思います。現行デザインのミッキーは笑顔であっても笑っていても素敵に感じますが、白黒時代のミッキーはリアルに感じられ不気味に感じるそうです。

インディー作品ならではの荒さが楽しめる

ミッキーをホラー映画として描いている作品は、世界中でも多くあるようでパブリックドメイン化されたことがきっかけであることがわかります。ミッキーは子どもの頃に好きなキャラクターの代表としてあげられるほどの象徴的なキャラクターです。そんなミッキーをホラー映画で描くことで、子供の頃の夢が大人になってからは異なるという視点で描いています。低予算なインディー作品だからこそのB級映画ファンには高い評価を集めているようです。

まとめ

今回は2024年にパブリックドメイン化されたことがきっかけとなり話題になったミッキーのホラー映画をいくつか紹介していきました。初期の白黒ミッキーをモチーフに制作されている作品は、不気味さや狂気を演出に加えて独特な雰囲気を出しています。昔から馴染みのある白黒ミッキーをあえて真逆の象徴であるホラー映画に加えることで、より物語に深みや緊張感を与えるのかもしれません。